隣り合わせの廃と青春47 「Death」〜グリムリーパー〜①
傲慢の塔の91+層。
テーマは「Death(死)」。
TOIの頂であるTOI100Fを擁する、長い長い旅の終着点。
その頂上に待ち受けるは、死の神「グリムリーパー」。
しかし、賢明な読者諸君ならもうお分かりだろう。
91+層に辿り着けたからといって、そうそう簡単に神に謁見出来ると思ったら大きな間違いであることを。
91+層は、81+層なんて甘っちょろいと感じられるくらいの地獄なのだ。
まず、これは予想出来ていたかとは思うが、これまでに紹介してきたボス達が復活怪人として蘇る。
※名前はそのまま、マミーロード・アイリス・ナイトバルド。流石にオリジナルより性能は抑えられており、全般的に攻撃力が抑えられている他、ナイトバルドはメテオもBK召喚もしてこない。それでもかなり強力であることに代わりはない。何より、ボスにBOXされる可能性がある、これだけで相当やばいことだと思う。
だがまあ、こいつらだけなら、81+層のみんなのトラウマシアージュニアのように、高速でビームを連打しながら追いかけてくるわけでもないので、まだまだ有情である。
では何がやばいのか。
このフロアには、上記のボスモンスター以外に、4大元素の大精霊が出現する。
4大元素の大精霊は、以下でも紹介した通り、ここの他では夢幻の島にボスとして出現する。
この4大元素の大精霊達は、夢幻の島のモンスター共通の特徴である、「レベルが可変で、ポップされた際にその強さが決まる」能力を持っている。
また、夢幻の島という狩場には、「経験値がほとんど入らない代わりにデスペナルティもない」という仕様もある。
だからか、デスペナルティがないことを前提として、「1番強いレベルでポップされた大精霊」には特別な能力が備わっている。
ワンキル。
一撃で、どんなレベルの、どんなHPのキャラクターでも死ぬのだ。
もう1度言おう。
ワンキル。
そういうゲームじゃねえからこれ!誰だよNCソフトを開発元って言った奴、出てこいよ!絶対テストプレイしてないだろ!!!(CV:こくじん(※1))
言うまでもなく、こいつはやべえと思ったモンスターTOP10ランキング入りである。殿堂入りと言っても良いレベル。
(※1)格闘ゲームプレイヤー「こくじん」選手のこと。詳細はこちら。
数多の苦難を越え辿り着いてきた歴戦の戦士達を待ち受けるは、死の神に一撃死の能力を持たされた自然の化身達だったのである。
あまりにもむごい。
ここ、普通にデスペナルティあるし、死んだら復活させてもらえないと登り直しになるんですけど?
ちなみに、全属性の大精霊がワンキルになるわけではない。
土と風の大精霊は、範囲攻撃を具備している代わりに、ワンキル能力を持たない。この点は有情であるといえよう。
あと、大精霊は押し並べて移動速度は非常に遅く、比較的逃げるのは容易である。
この点も非常に有情といえよう。
だが、水の大精霊の攻撃範囲はほぼ画面端から端である。
?????
もはや世紀末を通り越している。
こんなクソフロア、どうやって登れば良いのだろうか?
そして文字通り死ぬ程苦労してまで登るだけの価値はあるのだろうか??
果たして答えは、「ある」なのだ。そして、この艱難辛苦すら乗り越えるのが真の廃人なのである。
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