ブロッコリーは臭いよっていう話

ニュージーランドからオーストラリアに移動して早4ヶ月。
何やかんや忙しく働いており、ブログを書くということに慣れていない私はこのnoteをすっかり放置してしまっていた。

しかし、ここでの生活にも慣れてきて、そろそろ新しいアドベンチャーを始めようと計画しているので、その記録をここに記していこうと思う。

こんな気まぐれな日記だけど、もし読んでくれている人がいるならすごく嬉しい。

まずはじめに、Brisbane(ブリスベン)という街に降り立った私は、その都会さが肌に合わず到着後1週間でGatton(ガトン)というファーム地で有名な超田舎町に引っ越した。

オーストラリアでの初めての仕事はそこでのブロッコリーのパッキングだった。
地平線の果てまで続くブロッコリー畑...(それはちょっと言いすぎ)
ピッカー(収穫係)の人たちがカットしたブロッコリー達をトラクターの上でひたすら箱に詰めていく単純作業だ。

もちろんお持ち帰りし放題
毎日1ブロッコリー多い時は2ブロッコリー食べていた。
ちなみに、ここのブロッコリーは日本にも出荷されているらしい

ここだけの裏話、ブロッコリーは臭い。
スーパーで売られているものを1つ手に取って匂いを嗅いだくらいでは気づかないが、1日に何百個ものブロッコリーに触れたそのグローブの臭さといったら、雨の中に一日中歩き回った後の足より臭い。絶対。
そして一度染み付いたその匂いは取れない。絶対。
なので私は台所用のゴム手袋を使用してその悪臭から自らの皮膚を防護していた。

臭い話はここまで。

まだ薄暗いうちに出勤し、日の出と共に作業が始まる。
日本にいた時は朝日なんてちゃんと見たことがあっただろうか?
朝一番の新しい太陽はこんなにもパワフルなんだと改めて感じていた。

日々ブロッコリーと戯れ、戦い、時には愛おしくさえ思い、少しずつ会話ができるようになった頃、私はついにバン手に入れた。
ずーっと探していた念願のバンを!
1989年式の日産バネット。
日本ではすでに廃車になっているであろう大先輩のバンだ。
走行距離は24万キロ
そんな車達がこの国ではまだ現役で走っている。
日本の廃車基準を疑問に思う。

何はともあれ、決め手は形!
昔ながらの角張ったデザインに一目惚れした。

3ヶ月続けたブロッコリーの仕事を辞め、憧れのバンライフを夢見ながら今もバン製作に励んでいる。

現在オーストラリアでは州によってコロナの感染者数に大きな差がある。
そのため、州間の移動制限が厳しくなっており、場所によっては入州禁止や、実費での強制隔離が必要だ。

幸い、私のいるクイーンズランド州は比較的感染者が少なく、街によってはマスク条例も撤廃されつつある。


さて、どうしたものか...
このままこの安全地帯に留まるべきか
はたまたリスクを取って旅に出るか

分かってる、こういう時は考えれば考えるほど沼にハマって良いアイデアは出てこない。
閃きは然るべき時に突然やってくる。

“ピンと来る”ってやつを待ってる。

あの時、インドに行こうと決めた時みたいなやつ。

そうだ、次の記事ではその時のことを書こうと思う。

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