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英語力がまだ高くない中でマナビスの英作文レベル5をやるのはオーバーワークなのか


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北大志望の文系高3生です。
河合塾マナビスに通ってます。
北大二次試験の英作文対策として
①英作文(レベル5・6)
②自由英作文
という二つの講座を勧められたのですが
オーバーワーク感が否めません。
取った方がいいのですか?できたら削りたいです。
今まで英作文自体の勉強は特にしていません。
リーディングは得意です。
経験ある方どうかアドバイスをお願いします。
正直、覚えるだけの講座になるなら参考書を使おうかと迷ってます。(~_~;)

北大志望の方ですが、東北・九州・神戸や横国志望の方にも共通していることを書きます。


先に答えを言いますとオーバーワークでは無いです。

レベル5という名前自体敷居が高そうですが、実はレベル3・4が条件付き英作文に対してレベル5はガチの記述という違いくらいで内容に大差は無いです。

書き方の基本とお作法を学ぶという点では参考書といっしょですし、というより早慶や京大のような最難関クラスの大学じゃない限りは英作文はちょっと慣れるだけでそここそこの点数が取れるのと、最難関クラスの受験生に採点基準を合わせると半分以上の人が得点に苦戦し、点数に差がつきません。

あとはレベル5なら河合塾本部にいらっしゃる先生が添削をしてくれるというのというのがレベル3・4との大きな違いです。

個人的に英作文は満点取る必要が無いと思っているので、足を引っ張らない程度の点数が取れているなら長文読解に時間をかけた方が良いかな、と思っています。
河合模試なら8割くらい、過去問なら合格点にもよりますが6~7割くらいとか。
逆に英作文の勉強が取り組みづらいと感じているなら、90分授業5回でサクッと必要なことを教われますから時間の節約にはなると思います。

で、質問者さんが仰るように、英作文でそこそこの点数を取ると言うのは「知っているかどうか」で決まりますから「減点されない英作文」とか「面白いほど~」などで進めるのも全然アリだと思います。

ということで英作文の時間を捻出する余裕が無いならマナビス、それくらいの時間は取れる、ということであれば参考書で、という考え方でも良いと思います。

限界値と実力値

オーバーワークという話が出たのでその話を少し。

例えば、「MARCHレベルなら青チャートはオーバーワーク」とか「やっておきたい1000もオーバーワーク」とかそんな話を聞いたことがあると思います。

マナビスだとだいたいレベル4あたりまでがMARCHに求められるレベルなのですがレベル3までしかやってなくても合格は可能だと思います。

なので、色々な都合があってそこまでマナビスの講座が取れない場合はレベルを1段階下程度に留めて方法もアリです。

レベルが高い授業をやっておけば限界値が上がっていく。そういう風に思ってもらえるとイメージしやすいかな↓

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こんな感じ。

レベル3迄やれば限界値は75まで伸び、レベル4までやれば限界値は85までレベル5までやれば限界値は95まで伸びる=実力もそのレベルに応じてまで伸びていくと考えてください。

そう考えればレベル3までの内容を”完璧に”していけば、MARCHにも合格はできる、ということです。

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具体例で言えば英単語ですかね。全く手つかずのターゲット1400から100個覚えるのと既に1250まで覚えている状態から+100覚えるのではどっちの方がハードルが高いと思います?とイメージしてもらえれば良いと思います。

「完璧にする」という難しさはここにあるんですが、ターゲット1400から無作為に抽出した10この単語を1問たりとも間違えずに多義語まで言える、が完璧ですから相当厳しいです(意気込みは大事!)。

だからレベル4まで学習することで限界値を伸ばし、実力を付けやすくしよう、ということなんですね↓

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MARCH志望で「解釈100」とか「やっておきたい1000」に手を付けるのは限界を伸ばす行為ですが、肝心なのは復習に時間をかけて実力を伸ばすことです。

ところが限界を伸ばすことに注力し過ぎて実力を伸ばすことに時間をかけていない人が多いのです。塾の授業に注力しすぎて復習できない然り。

つまりオーバーワークの正体は限界を伸ばす活動に費やしすぎることだ、と

時々「やった気になっているだけ」と仰る先生もいますが、意図するところはこういうところだったりします。

ので「いま自分は何の伸びしろを伸ばしているのか」と考えるのは、塾に通っていてもそうでなくても必要です。結局、自学量が増えない限り実力は上がりませんから、自己分析は強く意識しておくと良いです。

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