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まだ英文法が固まっていないのに長文の練習は始めた方が良いのか

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大学受験のために覚えるべき文法はどれくらいありますか?
高校3年間で習った文法を全部覚えて完璧にしたら大丈夫ですか?


河合塾マナビスの英文法の授業時間でカウントしてみると、45分授業を約60回受講すれば大学受験に必要な7~8割の英文法は教わったと考えて良いです。時間にすれば45時間分ですね。

・ここから始める入試英語

・英文法・語法(レベル1)

・英文法・語法(レベル2)

この3つで7~8割は習得できるということです。ちなみに、スタサプさんの英文法の授業だと仮にハイレベルまでやったとしたら、60分の授業が48回ですから、まあだいたい同じくらいの時間ですね。

ただマナビスもスタサプもそれだけの時間の勉強をすることで「知らない⇒知っている」になっただけなので、「知っている⇒使い倒せる」にしないといけません。

イメージですがインプットに50時間、アウトプットに150時間のイメージで勉強に取り組むと良いと思います。


ちなみにマナビスの残りの2~3割は倒置や省略といった長文読解の実践的な知識で、これらは英文法レベル3・4で習います。



英文読解の練習は並行して始めた方が良いのか

出来るならやった方が良いです。「まだ読解ができるほどのレベルじゃないのに良いんですか?」と聞かれることがあるんですが、そんな人こそやった方が良いです。

ご存じの通り、英文法は読解で高得点を取るための要素の一つに過ぎないので、そこまで頑張っても点数に直結するわけではありません。

どれくらい直結しないかと言うと、河合の高1・高2模試で20/200点くらいしか英文法の配点は無く、後の100点くらいは長文読解、50点くらいが英作文という配点です(英作文は志望校で出題されなかったとしても、構文理解のためにやっておいて損は無い。長文読解が出来るなら自然と英作文も6~7割得点できるはず)。

とは言え文法を理解していないと正しく和訳ができないんですが、実際に長文の中で英文法をどうやって活用するかを知っておかないと、習った英文法が使い物にならないんですね。

学校のテストはすごい優秀なのに模試になるとなぜかそんなに点数が取れない、という人ていると思うんですけど、その理由はズバリコレです。英文法の実践経験値が足りない。

で、マナビス授業だとレベル2までは活きた英文法を身に付けるために、文法で関係詞を習ったら、読解でも関係詞をふんだんに使った長文を扱ってくれるので、英文法の授業で習ったことを活かしやすい授業の作りになっているんですね。授業が連動しているというのはいかにもチーム力で勝負している河合塾らしさが出ているところです。


まとめ

ということで、英文法ができるためではなく「長文読解に活かせる英文法を身に付けたい」ということであれば、セットでの受講はお勧めです。

「英文法の授業はやるけどどうしてもレベル1とかレベル2の長文読解はやれない事情がある」ということであれば、まず英文法の授業を終わらせてから長文に触れていくと良いです。東進ブックスの「レベル別」の1~4のどれかから入っても良いんじゃないかと思います。

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