IT系オススメ書籍「ネットワーク自動化とプログラマビリティ」
#間違って記事を削除してしまったので再投稿です
#元の記事
どんな人にオススメか
ネットワーク構築、運用に関する基礎知識、業務経験がある人
ネットワーク自動化に取り組んだが挫折した、かつ想いは途切れてない人
ネットワークエンジニアとして次のステップを目指したい人
なぜオススメか
ネットワークエンジニアの視点で書かれている
ネットワーク自動化に必要な知識、技術解説、具体例が集約されている
→ Linux, Python, Git, ansible等のツール類、の必要なことを厳選して解説している
継続的にインテグレーションするプロセスの最適化や、ネットワーク自動化に取り組む組織文化について述べられているのが興味深い
こんな人にはオススメしない
これからネットワークの運用を学ぶ、といった入門書を探している人
現在サーバー管理運用をしていて、今後はネットワーク管理にも業務が広がる状況で書籍を探している人
→ LANスイッチの Config がどうの、などネットワーク管理に関する具体的な課題が見えてきてから読んだ方が良いです
読んだ経緯や感想
数年前から、今後のIT活用において従来と同様にネットワーク機器を利用をしていては、ITが利用する人の活動や成長の障壁になってしまう、と思ってました。特に、ネットワークは迅速性の観点で足を引っ張っている状況と強く感じてました。
ネットワークは、比較的「難しい」と言われる領域です。少なくとも、私はそう言われる機会が多々ありました。難しい上に迅速に用意ができない、となれば、"ない方が良い"、となりかねません。ネットワークが存在しない ITシステムは想像し難いですが、自ら進化しないといけない危機感を持っていたところで手に取ったのが本書です。
最も良いなと思ったのは、ネットワークエンジニアの視点で自動化に取り組むために必要な技術解説になっている点です。
私は以前にも、スキルアップのために Linux の本や実機で学んでいましたが、Linux の書籍を活用するのは敷居が高かった。かつ、今まさに必要としている知識と、そうでない知識が混在しているので何というか遠回り感があった。
本書では、ネットワーク自動化に最低限必要である技術解説に焦点を当てて、Linux, Python他の各領域が具体例をあげて解説されています。とはいえ、本書だけでOKというわけにはいきません。当然、自分が取り組みたいことに欠けている要素が出てくるでしょう。ですが、本書にたどり着く人は、その先のことは自分で調べることができると思います。
また、ネットワーク自動化に必要なことが、現時点で思いつく限り網羅的に解説されている点も良いと思います。「こんなツールがあったのか、こんな観点で検討も必要か」という気づきを与えてくれます。
各領域(Linux, Python, Git …)の書籍は多数あると思います。ですが、"ネットワーク自動化"というテーマに沿ってまとまった書籍は多くはないのではと思います。その点から、本書は大変貴重は内容だと思いました。
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