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[適応障害と休職]#2 予兆

2023年の春から休職中。休職は2回目です。
ひたすら無気力だった時期。焦ったり、迷ったり。色々を経由して、2024年の今、感じていること、考えていること、体の状態。
自分で読み返せるよう、書いていこうと思います。
やっと、振り返ってみようと思えたし、今の感情を忘れたくない、と思ったので。



ようやく気が付けた予兆

 内省を何度もしたけど書いてなかった予兆。
 何度も受けた内省プログラムの個人ワークをやっていて、つい最近になって、ハッと思いました。もっと、ずっと前にも予兆はあったな、と。
 通院することになる何年も前のことなので、今から遡ること 20年近く前のことです。自分に厳しすぎる考え方のクセが自分を苦しめていたな、という話。

 うーん、やっぱり何度でも内省ってやってみるもんだなぁ。やって良かったよ。


気が付けた予兆のこと

 IT関連の難関資格に挑戦してた頃のことです。約18年前。
 何度も不合格になって、どんどん焦りが増していました。業務指示、かつ超がつく難関試験ということは周知のことだったので、上司や同僚の理解はありました。焦る必要はなかったし、挑戦なんだから不合格は承知の上のはず。
 とはいえ、1回の受験に十数万円もかかる試験に何度も落ちる。落ちては睡眠時間を削って勉強の毎日。当時、平均睡眠時間は3-4時間程度が2年ほど続いてた頃です。

 ある晩、眠ろうにも眠れない。眠れないことに対して気持ちはどんどん焦っていきます。眠れないから勉強して時間を過ごす、そして、改めて寝ようとする。

でも、眠れない

 小学校の頃の「遠足が楽しみで眠れない〜♪」とは確実に異なる感覚でした。眠れなさすぎて、真夜中にベッド脇で
 「キィーーーーー」
と頭をかきむしっていました。
 その日、結局は疲れ過ぎて寝たのだと思います。覚えていない。ただ、パートナーが大変に心配してくれたことはハッキリと覚えています。

この時、
 絶対合格したい、という軸だけはぶれずに持っていた。
とはいえ、
 私の感情は、焦り、自己否定でいっぱい。
 過去の不合格を悔やむ日々。
 未来に合格できるのだろうか、という不安。
 この試験地獄から抜け出したいという現実回避。
 でも、合格しなければならない、合格すべき、と自分を自分で責め続ける。合格できない自分は無能だ、と自分に対して言い続ける。

 心の柔軟性が全くない状態だったな、と思います。
 更に、生活リズムはグチャグチャ食事は作業であり栄養なんて考えていない。運動なんてしている余裕はありません
 こんな状態で数年間を過ごしていたのだから、鬱予備軍の条件バッチリだったのだと思います。

 結局、資格試験には無事に合格できました。達成感は凄くある。嬉しい、という感情もありました。
 その上、何度も繰り返し勉強しましたので、スキルの定着度は抜群です。何度も不合格をした分、何度も勉強して得られたものはあったし、仕事でその力を充分過ぎるほど発揮できたのは良かった。

 だけど、鬱症状の予兆に気がつくには、当時の私は若過ぎました。精神科の存在すら知らなかった。
 数年後に、こんなことになるなんて、思いもしなかったのです。


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