IT系オススメ書籍「AWS 基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂版」
# この書籍は 2019年に読みました。
# 私は改訂版を読んだ記録として書きますが、これから読むなら新版が良いです。
どんな人にオススメか
AWSにスキルアップとして挑戦したくて最初の書籍を探している人
AWS公式の情報は見ているものの理解が進まない人
AWSの具体的な操作を学びたい人
サーバー構築経験はあるがネットワークの知識をざっくりと知りたい人
ネットワークのざっくり知識で良いと言いつつ具体的な内容が知りたい人
なぜオススメか
AWSの実画面を用いて簡易的なシステム構築までの手順が丁寧に解説されている
→ AWS初心者でも ネットワーク&サーバを構築できるようになる
Webシステムに必要なネットワーク技術がまとめて解説されている
→ ネットワークの基礎知識、パケットキャプチャを用いた具体的な動きまで理解できる
こんな人にはオススメしない
AWSってなに? アカウントはどうやって作るの?状態の人
→ 他にもっと適切な情報があるので、そちらで基礎知識を付けてから本書を読むことをオススメします
AWSは何かをざっくりと知りたいだけの人
読んだ経緯や感想
ネットワークの提案や構築を中心に対応していた当時、既にオンプレからクラウドへ、の意識が高まった時代でした。クラウドの基礎知識はあったものの、実際に見て触って理解しなければならない危機感を持っていた時に、この本を手にしました。
最も良いなと思ったのは、実際に環境構築ができるようになることに注力して解説されていることです。当時は、まだAWS関連情報が少なかった。特に、実際に構築する人を念頭に入れての情報は少ない頃でした。そんな状況において、実際の画面で解説されている本書は大変、役に立ちました。本書のおかげで実際にサーバ環境を構築できた上に、無償期間があったので、しばらく費用をかけずに実環境で学ぶことができました。
これは推測ですが、AWSでサーバ環境構築をする人の多くは、現在はインフラエンジニア、特にサーバ構築担当の方だと思います。オンプレ環境の場合、組織によりますが、サーバ構築担当とネットワーク構築担当が分かれています。ですが、AWSで環境を構築しようと思うと、まずネットワークを作って、それからサーバをそのネットワーク上に作る、という流れになっている。ネットワークとサーバ両方の知識を必要とします。
そこで躓くのがネットワーク。今までは単なる線だと思っていたものが、実際に動くようにするためには様々な知識を必要することに戸惑った方もいるのではないでしょうか。そのような時に、本書のネットワークの基礎知識と具体的にどのように役立つのかの頁が役に立つと思います。
逆に、ネットワーク構築担当からすると、従来のキャンパスLANの常識が通用しない。インターネットにサーバ環境があるネットワークにどう対応するべきか、実際に試したくなるはず。そんな時に、本書が役立ちます。
AWSの具体的な構築を理解しつつ、ネットワークとサーバの知識も得られる良書だと思いました。
2023年7月現在では、AWS関連の情報は豊富になりました。公式の情報、ドキュメントに加えて、無償で受けれれるオンラインセミナーも充実しています。それらを優先して活用しつつ、つまずくようであれば本書を活用してみる、というのが良いでしょう。
# 上述の改訂版は私が読んだものです。購入を考える方は新版をお探し下さい。
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