反物質とかいうロマンの塊
こんばんは。
論文読むのは楽しいけど、読むのに時間がかかって毎日寝不足です。
今日はコチラ↓の論文より、「反物質とかいうロマンの塊」というお話です。
この論文について一言でまとめるなら、反物質の消滅に関する理論の実証について、論証したものです。
反物質ってなに?
「宇宙は何もないところから生まれた」なんて聞いたことありませんか?
これについて不思議に思うのが、「何もないところから物質は誕生できるの?」ということです。
答えは「Yes」です。
これはアインシュタインのあの有名な公式、
E = mc²
で示されています。
この式は、エネルギーと物質は変換が可能であることを示しています。
エネルギーから物質を、また物質からエネルギーを作り出すことができます。
エネルギーをメチャクチャ小さく凝縮すると物質が誕生し、この物質に対して姿・形は同じだけど、性質が違う反物質も、同じ量だけつくられます。
本来なら物質は残らないはず
この物質と反物質は形や質量、そして数量は同じものであり、お互いがくっつくと±0の考えで消滅します。
しかし、身の回りを見渡すと分かるように、地球はおろか宇宙中に物質だけが存在しています。
このことから言えるのは、一部の反物質が物質に変わって、物質と反物質のバランスが崩れたのではないかと考えられています。
その一つの有力な説が「レプトジェネシス機構」というものです。
これをざっくり説明すると、「ニュートリノが何かやってんじゃね?」という仮説です。
ただ、これについて有効な実証方法がまだ考えられていませんでした。
今回の研究では、その方法を提唱したということになります。
どうやって実証する?
宇宙の歴史をたどっていくと、「宇宙ひも」という状態があります。
この「宇宙ひも」が形成された時点で、反物質の一部が物質に変化したと考えられます。
なので、「『宇宙ひも』について研究すれば何か分かるのではないか?」と考えます。
そのための方法として、「宇宙ひも」から発生された重力波を測定することを提唱します。
重力波は宇宙で起きた現象を解明できる可能性がある、と言われていて、「宇宙ひも」からの重力波を観測できれば、反物質 ⇒ 物質 に変化したと言われる、レプトジェネシス機構の証明ができるのではないか、というのが今回のお話です。
反物質にはロマンがある
反物質に関してはコチラ↓の動画が分かりやすいです。
こちらで紹介されているように、スタートレックのワープに必要なエネルギーに使われています。
上にあげたE = mc² の公式を見るように、質量をエネルギーに変換できるということは、たった1 gの質量でも莫大なエネルギーを得られます(理論上はね!!(>_<))。
ちなみにエネルギーさえあれば、ワープは可能というのは90年代に証明されています。
他にもスターオーシャンやエヴァンゲリオンなどの、ゲームや漫画にもしょっちゅう見られます。
ただ、必ずしも同じような使い方ができるかは分かりませんが、宇宙はまだまだ分からないことだらけですので、今後もどんなことが明らかになるか楽しみですね。
それでは本日は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございましたー。
【おまけ】
論文をすらすら読むにはやっぱ基礎力が重要で、めんどくさいので勉強を避けてた弊害が今になってくらうとは…(;´Д`)。
楽しいけどまとめるのが大変(笑)。
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