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マレーシアのコタキナバル・医療費用はどのくらい?

常夏のマレーシア、サバは風の下の町と呼ばれるほど涼しい風が吹くので、他の東南アジアほど蒸し暑さを感じません。

でも、暮らしていると医者にかかることも。

幼児と児童、合計3人の子どもがいます。
3年3ヶ月のコタキナバル生活で、子どもたちが病院に行ったのは合計6回でした。
実費でかかった医療費をお教えします。

ビーチでサンドフライに刺され皮膚科へ

キレイな島の砂浜で遊びまくって帰ってきた日の夜、水疱瘡のように全身に発疹がでた長男。

水疱瘡は派手にやったし、原因が分からずでした。
とにかく痒くてたまらないとのことで、皮膚科に行くことに。

皮膚科の評判が良い、ジェッセルトンメディカルセンターに行きました。
イナナムエリアにある、Metro Townショップロットの目の前にあります。

初見から、サンドフライで間違い無いだろうとのことでした。
痒み止めの飲み薬を処方してもらいおしまい。

お薬と初診察でRM78でした。

ちなみに、この薬も気休め程度で2ヶ月くらいは痒みが止まらなかったそうです。
サンドフライ、気をつけてくださいね。

高熱が続いてKPJへ

暑いマレーシアなら風邪もひかないし。そんなことはありません。
38度超えの熱が下がらず、病院へ行きました。
2歳児だったので、悪化しないためにです。
実費でRM112.60でした。
薬は別途支払いでしたが、不要な薬は断れます。

日本のかかりつけ医師から処方してもらっている薬が手元にあったので、そちらを飲ませました。
飲んだことのない薬も怖いですものね。

※写真はイメージです。注射はしていません。

点滴をするだろうと思ってましたが、意外にもおしっこが出ていれば大丈夫と。
日本のような対応でした。

なぜ点滴かと言うと、長男が生まれたときにいた中国は、とりあえず点滴なのです。
点滴ルームなる部屋があります。
3本4本の点滴をさした人たちが、点滴中過ごす部屋。
大病院の待合室くらいあるスペースで、テレビを見たり雑誌を読んだりしながら数時間を過ごすお部屋なのです。

体が小さいので、ここ数日撮り損ねた栄養補給に点滴してもらいたいなんて思ってしまいましたが、そのまま帰宅。

骨にヒビが入って骨科

プールで友達と遊んでいた時に、急に腕の痛みを訴えた長男。
土曜日の夜9時です。

関節が外れたのかと思っていましたが、夜なのでKPJの緊急外来へ。
緊急は費用も高くなります。

水着のままエアコンガンガンの病院で待たされました。
が、骨科の先生がいないのだそうで。

RM400かかるけど今から呼ぶか、明日来るかどっちにする?
って事でした。

腕抱えてうずくまってるから、明日まで待てそうもありません。

骨科の先生を指定して呼んでもらいました。
1時間くらいで先生が到着、レントゲンを撮ります。
どうやら腕にヒビが入っているらしい。
幸い左手でした。
腕を固定してもらったら、あら不思議あっけらかんとしてます。

レントゲンだとよく分からないから、明日CTを撮りましょうと言われ、翌日の予約をして帰宅。

RM400を含めてかかった費用はこちら。

仕方ないとは言え、RM600あったらあれもこれも出来ちゃうよ〜と思っちゃいます。

ちなみに、翌日CTを撮りました。
CTと診察代がこちら。

RM1,000ってなかなかの金額ですよ。
下手したら家賃です。

結局、完治するまでの通院を含めると、合計RM1800程度でした。
日本円で47,000円ほどになります。

医療保険がしっかりしている日本にいると、高く感じますよね。

現地でも保険に入っていますが、入院手術のみの保険のため、全て実費となりました。

これが手術が必要な骨折や、入院であればキャッシュレスです。

怪我や病気の場合は、大事に至らなくて良かったと思うべきなのでしょう。

牛乳の飲み過ぎ?で内科へ

一般的に、乳幼児の便の色が緑や白の時はすぐ病院へと言われています。

1リットル以上の牛乳を飲んでしまう次男は、明らかに牛乳が原因だと思われます。

でも、違う市立病院の対応が見たくて(命に関わる時に頼れるかどうか)あえて行ってみました。
Imago shopping mallの隣にある、グレンイーグルスです。

こちらが予測している返答がくるか、対応なのか、気になりますよね。

診察はインド系の先生。
聴診器を当てて、便の写メを見せます。

状況を話すと一言。

「ダメだよ、こんなちっちゃい子に牛乳をそんなに飲ませちゃ」

ごもっともです。

整腸剤は持っていたので、それを飲ませて良いということで終了。

RM130ほどでした。

コタキナバルでは設備が1番良い、とは言われている病院です。

食中毒で夜間緊急外来

魚に当たりました。
一度冷凍した方がよいですね。

初日、私が立ち上がれなかったのですが、同じものを食べた子供たちはケロッと学校から帰ってきました。

その日の夜、突如長女が嘔吐を始めました。
原因は分かっているので、寝ている2人を残してすぐ夜間外来へ。

病院についたころにはグッタリしてましたが、薬を出されただけでおしまい。

RM112ほどでした。

長女も落ち着いて家に帰ると、長男が倒れてました 笑
体重も長女よりは多いし、同じ症状なので、長女の薬で対応です。

マレーシアでインフルエンザ?

寒く乾燥した冬に流行るインフルエンザ。

常夏の国には無縁だと思っていました。

実は、南国でもインフルエンザは流行るのです。

38度の熱で早退した長男。
お腹すいたーとモリモリ食べているし、一晩寝れば良くなるかと思ったら、翌朝には39度に上がってました。

実はこの日、空手の試合でした。
もちろん、長男は棄権。

1人で寝てるから大丈夫だよ。
頑張って来てねー

と元気だったので、長女(と次男)を連れ、試合会場へ。

幸い家の近くで行われていたので、2時間おきくらいに様子を見に帰宅。
ところが、帰るたびに熱が上がっているのです。

午後2時には40度を超え、41度。
我が家の体温計はこれ以上測れないのかも知れません。
熱は変わらずですが、どんどん辛そうになって行きます。
医者に行くにも立ち上がれない。

熱で死ぬことってあるのかな

と呟くほど。

その日はグッタリしていて医者に連れて行けず、翌日病院へ。

辛そうだったので、待ち時間が少ないジェッセルトンメディカルセンターへ行きました。
長男が立てるタイミングを見ていたら、夜間外来の時間になってしまいました。

初見で、多分インフルエンザだと思う。
検査する?

と聞かれます。
こういう時、日本の医者なら保険がきくので
検査しておきましょう
と言いますよね。
マレーシアは皆実費になるので、お金がかかることはお伺いをたてます。

念の為検査をしてもらうことにしました。

結果、陰性、、、、

しかし、この時は本当にコタキナバルでインフルエンザが流行ってたようです。

陽性結果が出た知り合いもいるので、暑い国でもインフルエンザには注意ですね。

セメントのようなまずい(らしい)抗生剤を出されて帰宅しました。

薬代込みでRM180程度でした。

コタキナバルにはクリニックも病院もたくさんあります。

海外では特にお世話になりたくない病院ですが、万が一の時のために決めておくと良いですよ。

KPJ Sabah Specialist Hospital
Lorong Pokok Tepus 1, Off, Jalan Damai, 88300 Kota Kinabalu, Sabah,
+60 88-222 922
Gleneagles Kota Kinabalu Hospital
Riverson @ Sembulan, Block A-1, Lorong Riverson @ Sembulan, Borneo, Jalan Coastal, 88100 Kota Kinabalu, Sabah,
+60 88-518 888
Jesselton Medical Centre Sdn Bhd
Jalan Metro 2, Metro Town Off, Jalan Lintas, 88300 Kota Kinabalu, Sabah,
+60 88-366 333

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