となりのケンnote扉

1971年、みつはしちかこが『チッチとサリー』大ヒットの裏で描いていた幻の青春ラブコメ『となりのケン』。

はじめまして、早川さや香とともに編集プロダクションを営んでおります、青木ポンチと申します。みつはしちかこの実の息子でもあります。

みつはしちかこといえば、52年にわたって描いた「小恋」こと、ロングセラー『小さな恋のものがたり』や、アニメ化された『ハーイあっこです』で知られております。
が、実は1970~80年代にかけて、『小恋』風味の小品をあちこちで描いていました。(今はすべて絶版になりました)

「小恋」の9巻にチッチの恋のライバル「すみれさん」が登場し、100万部セラーとなったものの、全国の読者から「チッチとサリーを別れさせないで」と嘆願書やかみそり入りレターが届き、作品展開に行き詰まっていた・・・

そんなみつはしが、同時期に描いていたのが『となりのケン』。おさななじみの同級生カップルによる青春ドタバタラブコメディーです。

個人的なお気に入り台詞は、「厚さ3センチのトンカツおごるンだけどナ」。

共通の豊かさをめざし、みなが明日へ明日へと向いていた、いい時代だったことを思わせます…。厚さ3センチのトンカツ。

美男美女ではない、チッチみたいなコンプレックス系チビでもない、すぐ隣にいそうなカップル「ジュンとケン」。
そのケンカとトキメキの高校生活(銀座デートなどかなりナウいです)を、70年代のノスタルジックな風景とともにお楽しみください。

期間限定で、30ページ分 100円でお贈りさせていただきます。

いろいろな意味で香ばしい作品です・・・。

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