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ぼくとパイソンのものがたり

パイソンとの出会いは、去年2017年の7月。
一冊の本を通してでした。

本のタイトルは、
「退屈なことはPythonにやらせよう」

ここまで心を捉えたタイトルは、他にありませんでした。
この本を読んでようやく、自動化の基礎が身に着いて、
ブログラミングの世界をちゃんと歩き出すことができたのです。

これまでは、何度もプログラミングについては挫折してきました。



JavaScript

はじめに手を出したのはJavaScript
出会いは中学生。たしか2年生のときでした。

そのころは、ちょうどギターを弾き始めた頃で、
B'zやYUIといったアーティストのホームページを見ながら、
「自分用のこんなサイトがつくりたいなあ」と思っていたのです。

しかし、始めた当日。
じゃんけんゲームをつくるところで挫折しました。
何で躓いたのかも覚えていません。
たぶん、制御構文のところが書けなかったのだと思います。

その後も、JavaScriptにはアレルギーがあります。
今見てもよくわからない。


Java

一気に飛んで、大学生。
次に手を出したのは、Javaでした。

手持ちのAndroidに自作アプリ入れたら楽しいだろうなと、
分厚い本を買って、勉強をしようとしたのです。

このときは、本の助けもあって、
基本的なJavaの文法を書けるところまでは進むことができました。

しかし、実際にアプリを作ろうとし始めたときに、
また立ち止まってしまいました。

Android Studioをダウンロードして、環境を構築。
殊勝にも、そこまでは地道に進むことができました。
ただ、それでも作れませんでした。

結局のところ、どんなアプリがつくりたいのか、
ちゃんと決めていなかったことが問題だったのだと思います。
何をする、どんなアプリで、ボタンがいくつどこにあって、
自分はどうそれをいじって使うのか?
そういった基本的なところをまともに決めずに始めたことで、
Javaの基本文法だけ書けるようになって御仕舞い。
となってしまったのです。
書籍代だけやたらとかかってしまいました。


Ruby(Ruby on Rails)

大学を卒業する直前。すなはち大学4年生の3月。
Rubyをはじめました。

卒業旅行の合間合間を縫ったりしながら、
おなじみ、Ruby on Rails チュートリアルを、
1ヶ月でやりきりました。

Rubyを使って、
twitterライクなWebアプリを作ってみようというものです。
https://railstutorial.jp/

きっかけは、「なぜプログラミングが必要なのか?」と題した
セミナー系イベントに参加したときにありました。
そのイベントには、Rubyの開発者である、
まつもとゆきひろ氏が登壇していました。

そのセミナーで衝撃的な一言に出会ったのです。

(正確には覚えていないのですが)
「プログラミングができるようになるということは、
 1,000人の従業員に支持ができる経営者になるようなものだ」

といったようなことを仰っていたのです。

「そうか。プログラミングができるようになれば、
 やらなくていい仕事をコンピュータに任せることができるのか!」

そう思ったわけです。

大学4年生卒業間近にして、そんな一言に出会ったことから、
耳にしたのが、まつもとゆきひろ氏の言葉でもあるしと
「Rubyをやってみよう」と、手を出したわけです。

結果、卒業式のわずか3時間前、
チュートリアルをやりきることができました。

とうとうこれで、初見で挫折したJavaScriptや、
文法だけ攫って止めてしまったJavaから一歩進んで、
Rubyによって、一つのWebアプリケーションをつくることができたのです。

これで、Rubyを手にして、めでたしめでたし。
と行きたいところなのですが、そうではありませんでした。

卒業して、社会人になって、
まったくプログラミングが関係ない会社で仕事をして、
単純にやる時間がなくなってしまったのです。

いや、言い訳かもしれません。
忙しいといっても、飲み会だらけだったのですから。

しかしとにかく、
プログラミングから離れて、また3年が経過しました。


Python

来る2017年7月、書店で衝撃的なフレーズに出会いました。

全てが自分のニーズにハマっていました。

退屈なこと。会社には一杯ありました。
ノンプログラマー。自分はプログラマーではありません。
自動化処理。先のまつもとゆきひろ氏の言葉を、
      今の自分のニーズにすると、この言葉でした。


迷わずこの本を開いて、自動化修行に足を踏み入れたのです。


最初にやりだしたのは、Excelの自動化。
他人に依頼してできあがったExcelから、
一部文字を打ち替えて、計算を行ってという作業でしたが、
緻密にやると、1時間くらいかかっている作業です。

それを、プログラムを組んでおくことによって、
5秒で済むようになりました。

次は、pptxの自動化。
それは、とにかくコピペの多い作業でした。
探してくるので一苦労。pptx化に一苦労。
整理整頓に一苦労。とにかく苦労の多いものです。

そこで、整理整頓は、自身のためにもなるところであったので、
それは残し、それ意外の部分を自動化しました。

結果、数時間単位でかかっていた作業が、
整理整頓だけなので、30分から1時間程度で済むようになりました。
一度デモンストレーションを社内で見せたところ、
驚かれたのを覚えています。

それから1年。
ふと思い立って、Pythonエンジニア資格試験を受けてみました。

結果は、一発合格(といっても足切りスレスレ)。

いまだに職業プログラマーでも何でもないですが、
こうして、Pythonを使って手元にある作業の自動化に勤しんでいます。


次はどうするか。


Rubyのときに触れていた、
フレームワーク(Webアプリ開発)に、
手を出そうかなと。

そして、ノンプログラマだからこその
「やっぱそれ、わかんないよね!」みたいなものを、
まとめてブログにしながら、勉強を続けていこうかなと。

ゆるゆると思っているのです。





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