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【お知らせ】内覧会のご案内

中古リノベーションを得意とするFULL HOUSEとstudio kiviとで共同で進めていたマンションのリノベーションプロジェクトが完成したので内覧会を開催いたします。近々ですが、ご興味ありましたら是非。
オンライン見学も対応可能です。

日時:2021.3.20(土) 10:00 - 16:00
                   3.21(日) 10:00 - 14:00
場所:名古屋市昭和区内
詳細と申込はstudio kiviのHPよりお願いいたします。(こちら

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プロジェクトの内容について、少しここに書いておきたいと思います。

建物の概要

名古屋市内のマンションの一室のリノベーションです。小高い場所に建つマンションの10階(最上階)で、かなり見晴らしがよく、気持ちの良い景色が窓やバルコニーから望むことができます。
元々の間取りは3LDKで広さは88.24㎡です。

既存建物の形状を生かす・読み替える

このマンションは少し変わっていて、最上階の部屋の屋根に勾配がついていました。既存では、通常の高さに天井仕上げがあり、その構造は表に現れることはありませんでしたが、構造なりに勾配天井を作ることで、リビングダイニングの天井を高くし、一部にロフトを設ける計画としています。

玄関の近くにあった部屋には、2面に掃き出しの窓がついていました。その場所をただの部屋にするのではなく、玄関と一体の空間となった土間スペースとしています。掃き出しの窓からたくさんの光が入り、仕上げも床は土間コンクリート、壁は既存のRCをあわらしにするなど、かなりラフな空間にしています。

元々の建物の特徴を僕らなりに読み替えて設計することで、通常のマンションにはない、別の豊かな空間を作るとこを考えています。

住宅に余白を作る

土間スペースは、ある時はリモートワークをする仕事場として、ある時は子供が勉強する場所、趣味のDIYをする作業スペースとして、観葉植物を育てるインナーテラスとして、機能を限定しない多目的な場所として使えるように考えています。

現代の住宅は、寝る、ご飯を食べる、談話する(TVを見る)、など機能と部屋が1対1に対応するように作られてきました。しかし、実際の生活ではもっと部屋と生活の関係は緩やかですし(寝る部屋でゴロゴロしながらスマホやPCで映画をみるとか)、コロナによって、リモートワーク・テレカンを音の問題で寝室で行うという人も多かったのではないかと思います。

コロナによって改めて気付かされたことは、住宅はもっと柔軟でなければならないのではないか、そのためには余白のような場所が住宅の中にあるとよいのではないかということです。その余白が、この土間スペースになっています。

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↑工事中の土間スペース

その他にも

その他にも、リビングダイニングの勾配天井、家具のようなキッチン、眺望を楽しめる小上がりスペースなど、少し変わった設えになっていますが、長くなってしまったのでここまでとします。

マンションリノベーションを考えられているかた、住宅を検討されているかたなど、ご興味があれば是非ご連絡ください。

よろしくお願いします。

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