ローカルタレント目指してる間にビジネスシーンから取り残された話

はじめに

この町は秋田県といいます。最近サイゼリヤができました。めでたいことに大戸屋もセブンイレブンもあります。いきなりやってきました。

大型チェーン店はクオリティの高いマニュアルを武器にみちのくくんだりまで訪れてくれます。ほっかほっか亭もびっくらコキ麻呂。
しかしエンタメ産業はそうはいきません。強固な地域性は一般市民から隔絶され、愛されすぎないまま年を重ねてきた現状があります。

わたくし神長と申します


ようしょうき

申し遅れました、文化人です。秋田に生まれてしまいモンスターペアレンツのもとイジメっ子として育ちました。給食って何?俺にだけ来ないやつ?

食事っていいよね。お金払ったらみんな享受できるんだから。子供のころから満足いくまで食べていたかったです。腹1分目でした。

かいつまむと、テレビって王様なんですよね。ハングリーな少年には憧れの的、スターが登場するドル箱だと思ってたんです。

30代になって

幻想だったんですかね?空腹時に見えるハンバーガーは洗脳的うまさ。この町にもスターが現れるものだと思っていたのですが、いくら私が伝説的なイケメンでも秋田美人にはかなわないんですね。自分でもわかります。

高校くらいからいろんな映像を撮ったりステージに立ったりしてきたのですが、何者にもなれないままでいました。環境と実力のどっちかが足りないと思ってたのですが、どっちもでした~。チクショー!

問題はここからで、細々と働いているうちに周りの同年代や次世代の皆さんが軒並み法人化したり、芸能を辞めて丹精に事業を展開しているのを見てきました。賞味期限みたいなものは、自分で認識しないといけないんだろう。

地方のはたらきかた

地域賛助が昔から好きでボランティア団体や慈善事業に積極的に参加してきたので、「お金稼ぐぞ!」の集まりにうまく乗れなくなっています。

もうわかりますよね。私はもっと働けます。仕事がないんですね。

だいじなこと

男性タレントが秋田で生活できないのではなく、この町なりのタレントとして魂や存在価値を売ることができなかったんです。恥ずかしいね。

黙って地元を応援していればよかったんでしょうか?本当に努力している人たちをないがしろにして、お金ある人に頭を下げる生活にすればよかったんですかね…。まあそれもやってきたんですがね…。

たまに「自虐ネタやめろ」とか言われるんですが、ここ10年でようやくアイデンティティのひとつになってきたわけで。爽やかな若者や地域貢献のサラブレッドとした時代に頭角をあらわせなかったんです。イベントの偉い人に「キャラねえくせに綺麗にまとめんな」と怒られてきましたから。

だいじじゃないこと

ビビるほどyoutubeがスベってるんですよね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これね、示しがつかないとこれまで出会ってきた優しい人たちが去っていくんですよ。田舎が人が少ないので、無能な順に捨てられていくんですよ~~~~~~~~~~~~~~~

てことで見てる皆さんは捨てないでくださいね!まだ黄ばんじゃいないのよ俺は。死ぬまでタレントになり続けるよ。私の代わりが出てくるまではね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?