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平手友梨奈ちゃんを複製する ~その⑤~


こんにちは
ななきです。


さて今回はいよいよ、
苦労して作ったこのシリコン型に…
↓↓↓

レジンを流して複製品を作ります。



レジンの流れは図のようになります。

大きい穴はレジンの入り口
小さい穴は出口です。




そして…

シリコン型をゴムと板で固定して、
大きな穴には漏斗(ろうと)を設置します。



これで準備が整いました!
いざレジンを流していきます!



レジンは最初は透明な液体です。
それが主液と硬化剤を混ぜると、

10~30分で
みるみる硬化して白くなります。




例によって注ぐ時写真は撮れませんでしたが…()

このように
シリコン型から漏れ出てきた透明なレジンが…


10分ほどで白くなりました!



念のため30分ほど置いて、
硬化を完了させたものがこちらです!

白い破片は、
はみ出て硬化したレジンを私が折ったものです。

液体がこんな白いプラスチックの物体になるとは
なんかすごいですよね〜(語彙力)



さて、
型を割って中身を見てみましょう…!
↓↓↓



ジャーン!



ちゃんと複製されています!!!


全て取り出すとこのようになっています。


湯口を流れたレジンも硬化しているので、
本当にプラモデルみたいですね。


これで複製成功!
と言いたいところですが…



よく見ると
襟足部分に空気が溜まってしまい
成型不良が起きています、、、



こちらの胴体パーツのボタン部分も、
空気が溜まってしまったようで
穴が空いています、、、



その原因はと言うと…

このようにシリコン型に
空気が溜まりやすい構造があったからです。


レジンの通り道である湯口が足りていないのも原因の一つですので、
これらをデザインナイフで直していきます。



襟足部分に、
空気が溜まらない様に逃げ道として
湯口を追加します。



ボタンの部分も、
弁のような構造になってしまってたので、
切り取ってレジンの流れをスムーズにしました。





さて、
これでシリコン型の調整が完了したので
さっそく再挑戦してみました。



型を開けてみると…
↓↓↓


open!
(この瞬間はガチャのドキドキ感)



えっと…

パーツに薄い皮が張っていて
餃子の羽みたいになってました。笑

板とゴムの固定具合が少し甘かったようです。
(ですが取ってしまえばいいのでOK)



気になる襟足部分を見てみると…

綺麗に成型できています!



ボタンはと言うと、
まだほんの少し欠けてています

1回目より改善はされているので、
もう少し型をいじってみます。



こちらの前髪は、
少し気泡が出来ているので、
湯口を追加するなどの再度調整が必要です。



さて…
本日2回の複製を行ってみての感想ですが、




「思っていたほどの感動は無かった」


というのが正直なところです…。笑




やはり原型に比べると
細かいディテールが劣化してしまい、
いわゆる海賊版感があります。

コピーなので
ある程度は仕方ないかもしれないですね…




とは言え自分が作ったものが
こうして2つになっているのを見ると
なんとも不思議な気持ちです。



出来ることが増えていくのが
もの作りの一番の楽しさですね。





さて、
あともう1回の調整で
今回のプロジェクトはとりあえず完遂できそうです。

特に大きな失敗も無く
順調に、最短と言っていいほど上手くいっていて良かったです!









…と
自惚れていた私は

次の3回目の複製で思い知らされる事になります。






レジン複製の戦いは
これからだったという事を








つづく






今回使った道具一覧

デザインナイフ 替刃付 黒
デジタルスケール はかり
アクリルマドラー クリア 5本入
レジンキャストEX 2kg (ノンキシレンホワイト)
MDFボード 2枚セット
漏斗 (2個セット/ホワイト)
極太ストロー(10本入り)


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