松野義己

漫画描いてます! ジャンプ+アナログ部門賞準入選作品→ https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156683918490

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その時々のテーマ性

図書館なり本屋なりに住みたい松野です。 活字は基本的には滅法苦手な方なのですが、それ以上にそこにある情報や物語への好奇心が勝るので本は大好きです。 今はビジネス書や自己啓発、広告マーケティングなどなどそこらへんの本にハマって読み漁ってますが、その前は児童文学にハマってました。 ただ、たった今「今はビジネス書や自己啓発うんたらかんたら」と言ったばかりなのですが、次読みたいのは「貧困はなぜ起きるか?」とか「貧困はどうしたらなくせるのか?」とかそう言った内容の本だったりします

    • キャラに名前をつける重要性

      「桜木花道」「流川楓」…『スラムダンク』の名前のセンスが最高にクール!と改めて興奮しています。 当たり前っちゃ当たり前なんですが、最近の小学生は『スラムダンク』を知らないんですよね。時代はどんどん変わってくんだということを感じます。 やっとおっさん達が「これを知らない世代なのか」と言ってた気持ちがわかってしまい、軽くへこんでます。 新しいものには常に意識して触れていこうと思います。 さて、今日は「キャラクターに名前をつける」って話をしようと思います。 ただ、冒頭の「

      • もしもルール

        おはようございます。こんなご時世ですから家にいることも多いのでガンガン作業していきます。 今日は“if”の話をしようと思います。 “もしも”で作る作品を作る初めの段階で結構使えるのが「もしも〇〇だったら」という言葉遊びです(僕の中ではもしもルールと呼んでいる) いろんな作品を分解していく中で、これに当てはまる(結果論ではあるが)作品が多々あります。 例えば『名探偵コナン』。 「もしも名探偵が子どもになったら」という“if”で出来てます。 あとはなんでしょう、プリキ

        • 関係性からみるキャラクター

          目覚めがいい時と悪い時の自分のルーティンの違いがどこにあるのか…できれば毎日目覚めがいいのが最高です。 今日はキャラクターの関係性について考えようと思います。 キャラクターはバックボーンなどそのキャラの価値観などを突き詰めていくことで立てることができます。 それはキャラクターを1人で立たせる時の方法論でした。しかし物語を綴るということは人と人(キャラクターとキャラクター)を描くことが多々あります。 もちろん創作にルールはないので一概には言えませんがませんが、1人のキャ

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        その時々のテーマ性

          ファンタジーの嘘

          4月1日ですね。世の中は連日コロナの情報が更新されています。面白い嘘は大好きですが、品がない嘘は大嫌いなので、そんな嘘が蔓延しないといいなと思っています。 そんなこんなで(どんなこんな?)今日は物語(ファンタジー)の嘘について書こうと思います。 よく新人はファンタジー漫画を出版社に持って行って、「ファンタジーは意外と難しいんだよ」と突き返されます(こんな定型文しか返さない編集もどうかと思いますが)。 これにはどういう意味が籠もっているのでしょうか? たぶんこの言葉の意

          ファンタジーの嘘

          世界観から物語を作る

          以前の記事で「世界観にファンをつける」ことについて書きました。 商業主義の中では「キャラクターにファンをつける」事を推奨したキャラクター至上主義があって、「ストーリーにファンをつける」ことは難しい(※これについてはストーリーに力を入れるだけでは難しいのであって、単純なマネタイズの構造から変えれば可能だと思っています。)(ここも検証していきたいと思ってます) ストーリーにファンがつく瞬間ってのは、ジャンルが生まれる瞬間だって話でした。 じゃー、キャラクターの対抗馬はいない

          世界観から物語を作る

          バックボーンの質がキャラの強度

          世間のご事情でひっさしぶりに連休ができて、ここだとばかりに本気で作業してます。松野です。 このコロナ関連から自宅に留まるタイミングを見て、出版各社はマンガの無料公開を積極的に行っているようです(読んでもらう機会と踏んでのことでしょう) その中に『ONE PIECE』の60巻分無料公開もありました。 この機会に最初から読んでまして(ちゃんと作業もしてるよ!)、改めてヤバいなと思いました(語彙力消滅)。 ヤバいなってとこは本当にいっぱい語り尽くせないほどあるんですが、今回

          バックボーンの質がキャラの強度

          〇〇〇にファンをつける

          先日の記事で「ストーリー(のギミック)にファンがつく瞬間というのは、ジャンルが生まれる瞬間だ」という話をしたんですが、『100日後に死ぬワニ』っていう最高の例があったのに忘れていました…。 『100日後に死ぬワニ』がバズった後、様々なパクr…、様々なオマージュ作品が出てきましたが、今ではもうあの形式はジャンルになっています。  キャラクターに力を入れて作り上げる。キャラクター至上主義はキャラクターにファンが付くことを狙っています。 で、今日はひとまずキャラクターのことは

          〇〇〇にファンをつける

          キャラクター至上主義に疑問を持った日

          おはようございます。『鬼滅の刃』の売れ行きに度肝を抜かれて、理由を解明したい日々を送ってます。 今日はキャラクター至上主義について考えようと思います。 僕は高校生の頃から漫画を描いています。この情報社会では、描き始めからプロの漫画家さんや編集者さんの金言がこれでもかという程入ってきます。(情報過多は否めない) その中に「キャラクターが重要」というキャラクター至上主義の情報も多くありました。 初期に取り入れた知識過ぎて、大学生の途中まで当たり前のように持っている価値観で

          キャラクター至上主義に疑問を持った日