もしもルール
おはようございます。こんなご時世ですから家にいることも多いのでガンガン作業していきます。
今日は“if”の話をしようと思います。
“もしも”で作る
作品を作る初めの段階で結構使えるのが「もしも〇〇だったら」という言葉遊びです(僕の中ではもしもルールと呼んでいる)
いろんな作品を分解していく中で、これに当てはまる(結果論ではあるが)作品が多々あります。
例えば『名探偵コナン』。
「もしも名探偵が子どもになったら」という“if”で出来てます。
あとはなんでしょう、プリキュアとかもそうでしょうか。「もし可愛い女の子が肉弾戦で戦ったら」(詳しくないので違ったらごめんなさい。)
まぁこのようにいろんな作品がこの形になるわけです。自分が思いつく作品で試してみてください。なるものもいくつか見つかると思います。
ただ、これはあくまで結果論です。「結果そういう形になってるだけじゃん」って言われたら、ぐうの音も出ないですが、これ作る時にそれなりのメリットがあります。
企画性の明確化
もしもから作ることは、その作品の企画性を明確化する意図があります。
「名探偵が子どもになったら」というもしもルール(再び出てきた松野言葉)から作ると、この作品の旨味が明確になります。
それは「子どもになる」という旨味です。
コンセプトがはっきりするので、その旨味を見せていくことが重要だということもはっきりします。
「子どもになる」ことで、どんな困難が生まれるのか、どんなおいしいシーンが設定できるのか?思考を凝らす場所が明確になるのは最高のメリットだと思います。
もしもルールの注意点
もしもルールは「もしも〇〇だったら」という構文から物語を作るわけですが、一番重要なのはそこではありません。
重要なのは「もしも〇〇だったら、××」の「××」。
この「もしも〇〇だったら」どうなるのか?というところが一番大切なところです。
「もしも名探偵が小学生になったら」どうなるのか?
現場に入るのも止められちゃうかもな…とか。そういうところを考える必要があるわけです。
世界観のもしもルール
このもしもルール、世界観を作る時にも使えたりします。
「もしもドラゴンがいる世界なら」(あえてすごいシンプルにしました)
これも「ドラゴンがいたらどうなるかな?」って考えます。「ドラゴンに乗って移動するなら、この世界の建物は基本的にすごい高いんじゃないかな?扉も人だけじゃ入らないところにあって…」みたいに。
それが世界観が生まれる瞬間だと思います。ドラゴンがいるだけでは、世界観にならない。
とくにファンタジーの世界観は現実世界と違うわけですから、違う要因(魔法が使えるとか)によって現実世界とどう違ってくるのかを掘り下げる必要性があります。
このファンタジーの話は↓の記事で書いたのでよければ。
まとめます。
もしもルールは「もしも〇〇だったら」と作っていき、それは企画性を明確にできるメリットがある。
もしもルールで一番重要なのはもしも〇〇だったら“どうなるか?”という点。
では、今日も一日ゆるーく頑張りましょう!
仕事戻りまーす!
【Twitter】
【ジャンプ+掲載】
【過去作】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?