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自信の育て方

何かに挑戦する時、新しいことをやらないといけない時、
「自信がないんです」と言いますよね。
うまくできる気がしない。
私はそういうことができる人間ではない。
これまでできたことがないので、この先もできないと思う。

それでは逆に、自信がある状況、自信を持って進めることができる自分を
想像すると、どうでしょうか。
おそらく、過去の自分がやってきたことに付随すること、関連すること、が
多いと思う。
経験していることなら、できる。
当たり前ですが。
この、「当たり前」という感じ、実は注意が必要です。

過去の自分を再現し続けていくと、すごくラクなんですよね、安心感もある。
失敗やミスもそうそうしないでしょう。
わかってることしかやらないので当然です。
ですが、その時の自分の「気分」にスポットを当ててみると、どうですか。
案外、しらけてるんですよ。
冷めてるというか。
うまくできたな。「当たり前だよね」だってできることしかやってないんだから。
簡単にできたな。「当たり前だよね」同じ道しか通ってないんだから。
いくら周りからすごいね、とか言われても「当たり前だよな」と、
冷ややかな自分がいます。
人から褒められたって、自分の本心は決して誤魔化されないのです。

挑戦が必要な場面において、最も大きな心理的なハードルは「ミスをしたくない」という気持ちです。
知ってることなら、できると思う。
知らないことは、できないと思う。
そして、自信というのは、この考えに抵抗して、挑戦し、
ミスや失敗を乗り越えた先にしか無いのです。
苦手だけど、挑戦してみる。
初めてだから仕方ないよ、行きつ戻りつ、時間もかかって、
途中、ちょっと、わちゃわちゃしたり、そうして
最終的に辿り着いたところ、例え思ってた結果とは違っても自分の
意志でできる限りやり切った後に出てくるのが、本当の「自信」なのです。
本心から、その頑張りを自分で認めることができるか。
そのような経験をいかに重ねていくか。

本当の意味での自信を育てたいのであれば、やったことないことをやってみて、
たくさん失敗すること。
それを続けると、めっちゃ自信がついて、挑戦が苦でなくなります。
本当の自信は、不安な状況におかれても「あの時、乗り越えたんだから」と、
心の支えになります。
自信を得る為に必要なこと、目的達成の為の単なる過程と考えるので、
そもそも失敗にもこだわらなくなります。
挑戦と聞いてまず失敗することを心配する人。
挑戦の後には必ず自信がついてくることを知ってる人。

ミスや失敗を避け、安全安心な道で、過去の再現をするだけだと、
可能性は先細りになります、
当たり前のことしかできないという低い自己評価、
自分を認めることができない冷めた状況を続けていけばいくほど、
新しい経験ができなくなり、ますます自信を得る機会が減っていく。
そのスパイラルに自分自身がハマっていることに、まず気づくことなんですよね。
気づいたら必ず修正していけますので、違うスパイラルに乗れますよ。

なんつって。
誰かの心に伝わってくれたら嬉しいな。

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