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鳥取へ行ってきた日の記録 その2

昨日のは昨日のであれで終わろうと思ってたんですが、写真全部載っけられなかったんで、後日談というか、写真にキャプションをつけてみますね。

鳥取県の、鳥取砂丘コナン空港へ到着。

散々言われ倒されているだろうから言うの迷ったけど、やっぱり「従業員や旅行客がバンバン殺人事件に巻き込まれそうな名前だな」と言ってしまった。反省。
コナンの下に鬼太郎もいるし、漫画によるお出迎えで鳥取県への期待が高まる。

鳥取名物、牛骨ラーメンの名店『すみれ』へ。

牛骨ラーメンというのはつまり、豚骨ラーメンの牛版です。

豚骨ラーメンは幾度となく食べたことある私でしたが、牛骨ラーメンなるものは初めて。
「東京や大阪で流行ってないってことは、大して美味しくないからでしょうよ」と、斜めに構えつつ牛骨ラーメンの並、を注文。
「お手並みを拝見といきましょうかね」

牛ホルモンにもやし、めんまに青ネギ。そして柔らか太縮れ麺。
スープはあっさりで香りも豊潤。牛ホルモン肉も柔らかで旨味しかない。
美味すぎた!
スープ最後まで飲み干したし、二口目くらいから「絶対に大盛りにしとけば良かった」と後悔ばかりでした。

ではここでこのお店の外観をもう一度ご覧いただきましょう。

ラーメン『すみれ』の看板の下に注目していただきたいのだが、おでん、と書かれた提灯が下げられているのがわかると思う。

これは、「ラーメンだけじゃやってられないからメニュー増やそう」みたいな後ろ向きな理由で増やされたものではない。
大概そういう店では他にも、カレー、グラタン、うどん、とかパスタ、唐揚げ、焼き鳥、出し巻き卵などのメニューも増えていき、最終的には「元はラーメン店だった居酒屋」が出来上がってしまうため、この写真を見た皆さんは「『すみれ』もやがて居酒屋になっていくのだろうか」と切なくなってしまうかもしれない。「やはり鳥取県では儲からないのでは?」と、余計且つ失礼な心配まで馳せてしまう人もいるのではないだろうか。
だが安心して欲しい。
『すみれ』のメニューは、牛骨ラーメンと、おでん、の二本柱なのだ!

おでんの中から、大根、こんにゃく、牛スジを注文。
牛骨ラーメンの中にも牛ホルモンがあるので、井の頭吾郎のように「参ったな、牛が被ってしまった」と脳内で「ガーンだな」と呟くのですが、一口食べればその美味さに、「ふざけてないで真面目に食べよう!」と我に返る。

ああ、美味しかった。
生まれて初めての牛骨ラーメンに死ぬ程満足しつつ、次に道の駅を目指す。

こしこしこし。

さっき書き忘れてたけど、『すみれ』は、鳥取県の琴浦町にあるのだ。
道の駅では、人気漫画『琴浦さん』とのコラボコーナーが設置されていたので、「これも一つの聖地巡礼であろう」と思いながら写真をパチリ。
こしこしこし。
ちょっとパネルが全般、日焼けで色褪せてるので、そろそろ新しいのに変えてあげて欲しい。

そして晩御飯は、清水庵というお店へ。

このお店で、もちしゃぶ、という料理を食べるという。
もちしゃぶ!
初めて聞いた単語!

全部ひらがなだから子供にも優しそうな味かな、と思いながらワクワクして待っていると……

これが、もちしゃぶ、か!

手前に並んでいるのは前菜であり、奥にあるコンロの前の皿に乗せられているのが、もちしゃぶ、である。

ようするに、薄く切った色んな味のお餅を、熱い出汁の中にくぐらせて、柔らかくなったところを食す、という面白料理なのだった!

大変美味しかったです。

次の日。

道路の車止めが、地面から突き出した魚の頭。

そして帰るために、再び鳥取砂丘コナン空港へ。

搭乗までの時間、空港の中をほっつき歩いていたのですが、人が少なくて、広い空港の中に幾つか、人っ子一人いない空間が幾つかあって、「今にも殺人事件が起こってメガネで蝶ネクタイの子供が走り回りそう」なんて思いながら歩いていると、渡り廊下みたいなところに、ギャラリーが出現した。

渡り廊下の窓際に、幾つか作品を並べてギャラリーとして使用しているのだ。

そしてそれらの作品は、どうやら、固まる砂を使って作成された彫刻のようであるらしかった。

作品を出展している人々の名前を確認してみると、空港職員の方が多かったので、ひょっとすると、空港が無理やりやらせているのでは?
という疑問が沸き起こった。

これはかなりの力作。

『マジンガーZ』

鳥取県の漫画推しはこんなとこにも浸透している!

『どいさん』

誰だ?

始め視界に入った時、広いおでこに眼鏡の人物のように見えたため、「ムスカかな?」と思った。「ここでも漫画推しなのだな」と。
そして確認したら、『どいさん』。
眼鏡で広いおでこのどいさん、は、私が知らないだけで有名なのかも知れない、と思って『眼鏡 広いおでこ どいさん』で画像検索をかけてみた。

すると出てきたのがこれ。

やっぱムスカじゃないか?


『すいかバー』

「俺は砂の彫刻なんか作りたくなかった」感がこんなに全面に出ますかね?

「空港の渡り廊下のギャラリーを舐めてます」と宣言してるかのような潔さの作品です!
清々しくさえ感じます。

そして私は清々しい気持ちのまま、「そう言えば砂丘に行かなかったな」と思い出しながら、羽田行きの飛行機に搭乗したのでした。

#旅行 #写真 #鳥取県 #ラーメン

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