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【NFT特集vol.7】NFT×本・漫画・雑誌の国内外事例3選!

アート・エンタメ業界で注目されている「NFT」について取り上げていく本連載、7回目となる今回は「NFT×本・漫画・雑誌」について取り上げます。


前回の記事はこちらから↓

NFTとは
NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)とは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引されます。


①集英社×NFT「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」

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https://mangaart.jp/ja

株式会社集英社の開始する「ONE PIECE」等のIPを利用したマンガアートの世界販売事業「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」に、アートのためのブロックチェーン証明書発行サービス「Startbahn Cert.(スタートバーン・サート)」が導入されました。

マンガ作家の画業に光を当て、彼らの作品に「美術品」としての永続的な価値を与えるという新しい取り組みであり、サイトローンチ時には、尾田栄一郎『ONE PIECE』、池田理代子『ベルサイユのばら』、坂本眞一『イノサン』『イノサン Rouge ルージュ』の作品を販売しています。

また、最高の品質を担保するため、各作品のエディションは5~20枚に限定。
この作品の情報と合わせて、個人情報を秘匿したまま、所有者情報をブロックチェーン上に永続的に記録するそうです。
「誰が描いたか」に加えて、「誰が所有していたか」は作品に関わる最も重要な情報のひとつであり、所有者が変わる際には、その移転についても記録できるような仕組みになっています。

直近で販売されたのは、「ONE PIECE/The Press」であり、1話から1000話の中から名シーンを10場面にセレクト。活版平台印刷機によるプリント「The Press」で作品化したそうです。


「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」は「漫画」というアート作品を、しっかり残すために様々な工夫をしているように感じました。
漫画のファンにはたまらないのではないでしょうか。


参照元:
https://mangaart.jp/ja
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000016730.html

②PLAYBOY×NFT

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https://mobile.twitter.com/playboy/status/1433157923681693698?s=21

主に男性向けの雑誌として世界中で知られる「PLAYBOY」は、2021年9月1日NFTを発行することを発表しました。

デジタルアーティストのNFT制作・展示を支援する非営利団体Sevens Foundationと提携し、複数のシリーズごとに作品を募集、50点をNFT化し、ソーシャルメディアを使ってプロモーションしていくそうです。

第1弾の「The Art of Gender and Sexuality」の応募はすでにスタートしており。
受賞作品は11月に開催されるNFT.NYCカンファレンスで展示されます。

この他、PLAYBOYは、2021年4月、NFTマーケットプレイスの「Nifty Gateway」と連携したことを発表。今後も同誌のこれまでの膨大な写真やアートのアーカイブを活用したNFTアート作品をアーティストとのコラボで生み出すとしています。

参照元:
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff602ec26d24cd0ee3b2a46c95586e49479afd27
https://coinpost.jp/?p=234907&_gl=1*1w6hlvr*_ga*emo1MU9WSldTZmRHZHZPUTFDUjQ2RDZNRWpIOTJLRTVodURIeUVURDdENk1wVmxzT0JkSjlqcUI0eXcxRjlQUA..


③扶桑社×NFT「NFTデジタル特典」付録付きの「週刊SPA!」

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https://www.watch.impress.co.jp/img/ipw/docs/1352/598/html/md3.jpg.html

扶桑社は、世界初となる「NFTデジタル特典」付録付きの「週刊SPA!(10/19・26合併号特装版」を2021年10月12日に発売します。

創刊33周年を記念し、総勢33人が登場するグラビアアイドル特集と連動した企画。
「NFTデジタルトレーディングカード」化された全33種のデジタル付録のうち、ランダムで5種入手できるそうです。

トレーディングカードは、発売と同時にスタートするメディアドゥNFTマーケットプレイス(仮称)上で陳列し、ユーザー同士でコレクションを見せあったり、カードを譲渡、交換することも可能。NFT技術により、デジタルデータの保有者が明確になり複製できないため、コレクションアイテムとしての価値を期待できます。

NFTデジタル特典とは、購入した出版物などの特典として入手できる、NFTを活用した資産価値を持つデジタルコンテンツの総称で、著作物のデジタル流通を営むメディアドゥと出版物専門商社のトーハンが商標登録出願中。
「デジタル付録」は、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館などの出版社もこの仕組みを利用した施策の検討を開始しているそうで、今後色々な形の付録が出てくるのではないでしょうか。

参照元:
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1352552.html
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1318070.html


今回は、NFT×本・漫画・雑誌の事例を紹介しました。
出版業界は、他の分野と比べても、相性が非常に良いのではないかと思います。
作品や付録としてだけではなく、今後表現方法の一つとしてNFTが重宝されていくでしょう。

NFTに興味がある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
https://entre.studio/contact

また、Studio ENTREでは、音楽領域のNFTマーケットプレイス『.mura』を10月末へ向けてローンチ準備中。興味ある方はお問い合わせください。
https://dot-mura.com/


次回はNFT×芸能です。
お楽しみに!


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