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刹那的な思い出の中に

今月のよしなり担当の日が回ってきました!お付き合いよろしくお願いします✌︎




夏が来た。というか、もう終わってしまったのかもしれない。




彼氏とその友達が数人でBBQをしていて、その材料が余っていたので次の日追いBBQをした。
ホルモンとかぼんじりの串とか、今までの私のBBQ遍歴にはなかったものたちが並ぶ網を見て、これを買ってきてくれた人のセンスに感心する。


ラップの芯の火吹き棒を吹くたびに舞う灰の匂いが好きで、つい吹きすぎてしまった。ウインナーが弾けて煙が目に染みた。

BBQが好き、という人の大半は、BBQの中でも、まだ明るい18時の風に混ざる炭の匂いが好き、という人が多いと思う。私もその一人。


夏の空気と炭の味がついた肉は台所のIHで焼いたものとは180度違うと分かっているのに、毎回、やっぱBBQで食べる肉は違うな〜〜〜!と言ってしまう。

そういう時間はやっぱり今年も好きだった。




中学校の同級生たちと、地元の保育園の近くである小さな祭りで集まるのが好きだった。
出店も数えられる程しかでていない祭りで、友達のお父さんが氷水に浸したビールを売っていた。
一年先に中学校を卒業し久しぶりに会った先輩たちは髪を染めていて、挨拶をするだけで緊張した。
そんな祭りだから、フライドポテトやレモネードである程度お腹が満たされると、祭りに飽きた私たちは「花火しよ」とコンビニに向かうのだった

街灯もない田圃道に花火を並べ、各々が好きなものに火をつける
線香花火が落ちるまでの恋の話も、好きな人の花火から火を移してもらえるドキドキも、全部が好きだった




今年は庭で1人でした。コンテナボックスの上に寝転んで、ほろよいのシュワビタサワーを飲みながら、火が落ちるのがやけに早い線香花火をした。
YouTubeから流れる洋楽に、弾けもしないギターの音を合わせた

良い時間を過ごした。ただ少し寂しかったな、と思う。




海に行った。
家から車で5分もしないところに夕日が綺麗に見える海がある。
高校生の頃にやりたかった、浅瀬で波をパシャパシャかけるやつ。


やってみたけどカメラに映る私は思ったより可愛くはなかったし、濡れた足についた砂は厄介で家に着くまで車の中で足を抱えていなければならなかった。


BBQをして、
手持ち花火もして
海にも行った。



今までの夏に必須だったものをそれなりにこなした。
別に悪くない。
目立って良くもないが。




最近、今年初めての打ち上げ花火を見た。
去年も見た記憶がないので本当に久しぶりに。

先ほど出てきた海辺の近くで上がったものだった。

花火の音で窓から外を見ると、小さいけど綺麗な円が夜空に開いていて、思わず家の外に飛び出し空を見上げた。




どこで上がっているかも知らないし、祭りがやっているとも聞いていなかった。(実際、祭りはやってなかったみたい)

ただ、家の窓から外を眺める。
玄関を出て家族で花火を見上げる。
そのために、誰かが上げてくれたものだった。

浴衣を着る人も、並ぶ屋台もアブラゼミの声も旧友との久しぶりの再会もなかったが、久しぶりに見上げた花火に、心がジンとした




最近読んだnoteの中で、『ピクサー流 創造するちから』という本にこんな文章があると知りました。

一般的に言って、やり方を考えることにエネルギーを注ぎ、行動に移すのは早すぎると言っている人は、何も考えずにどんどん進める人と同じくらいの頻度で失敗している。
計画が入念すぎる人は、失敗するまでに人より時間がかかる(そしてつまずいたとき、失敗したという感情に押し潰されやすい)。


私も割と、やりたいと思ったことをすぐ行動に移す派の人間だと思っていた。

しかし、最近は特に目立って自主的に動くこともなく、頭を使うこともなく、普通に生活していた。

やりたいことへのアンテナが無意識のうちに閉ざされて、全く機能していなかったのだ。



でも久しぶりにビビッと来た。




私は今、花火を上げたい。
夏祭りがしたいでも花火大会がしたいでもなく、ただ、みんなが家から見ることができるような大きい花火を打ち上げたい。
みんなが集まる場所もなく、蒸し暑い夏に対照的なかき氷、煙や汗や制汗剤の匂い、暑さを倍増させてでもそれ以上に思いのこもった浴衣、それっぽいものが削ぎ落とされてもなお、間違いなく私は感動していたし、同じような気持ちを誰かが感じてくれたらいいなと思った。

石川で花火を見た気持ちを、宮崎でも味わいたい。

誰かに何かをしてあげたいという気持ちは押し付けになってしまうが、今回花火を上げたいのはそんな気持ちからではなく、ただ純粋に、私が花火を見たい。
宮崎でも、花火を見上げるという体験を久しぶりにしてみたいな、というだけだ。
それで他にも花火が好きな人がいたら、同じ花火を別の場所から色んな楽しみ方ができてラッキーだよね✌︎という感じ。

ここまでが私の思い。
ここからは現実的なお話。




花火を上げたいという気持ちは山々なのですが、現実問題、お金もありませんしどうやって花火を打ち上げたら良いのかもわかりません。

調べてわかる分はもちろん調べまくって実現に近づけていきますが、費用の面は限界があります、、( ;  ; )
協賛してくださる方がいたら本っ当に嬉しいです。まだ思いつきで全然固まっていない案なのですが、もし協力していただける方がいらっしゃったら、ご連絡いただけたら嬉しいです。
また、花火師さんとも繋がりがないのでもしご存知でしたらご紹介いただけると助かります。


みんなに楽しんでもらえることができたらいいな☺︎お楽しみに

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