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Swing By, Vol. 5: 「編成写真」を撮ってみた

こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。

『寄り道』記事を何回か書いてきました。書く中で難しく感じることの1つに、記事に挿入する鉄道写真の撮影があります。

電車という被写体の難しさ

電車という被写体は
(1)花とちがって高速で動く

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(2)野鳥とちがって圧倒的に長い

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。。どうも勝手がちがいます。

そこで、京急電鉄のウェブサイトにある「楽しい!鉄道写真入門」(鉄道写真家 中井精也先生)を読んで、電車の撮り方の基本を勉強することにしました。

記事によると、鉄道写真の基本は「編成写真」とのこと。

。。編成写真??

編成写真とはなんぞや?

中井先生の記事によると、編成写真とは、
① 走り去る列車ではなく走ってくる列車
② 列車の先頭から最後尾まで切れないような構図で
被写体ブレしないように高速シャッター(1/500 秒以上)で撮る
という基本ルールに拠った鉄道写真。

ここで、過去にリッキーが撮った写真を見てみると。。

基本ルール①「走ってくる列車」
走り去る列車を後ろから追う写真、やらかしてました...

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基本ルール②「先頭から最後尾まで」
最後尾が入っていない写真、やらかしてました...

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基本ルール③「被写体ブレしないように高速シャッター」
被写体ブレしないように電車が低速になった時に撮ってましたー(あかん奴や)

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そんなわけで、編成写真を撮る練習をすることにしました。

練習地点選び

京急線井土ヶ谷駅上りホームから下り電車を撮ることにします。撮影地点としての知名度にはこだわらず、乗降する人の邪魔にならない & 安全に撮れる & 三密回避しやすそうな & 電車全体を見通せる場所を探しました。
(所用で外出する機会を利用して撮影します。早く安全に&安心して活動できる状況になりますように。)

撮影開始

電車撮影に良さそうなレンズとか持っていません。手元にある機材を駆使して撮ってみます。
TV(=シャッター速度優先AE)で、シャッター速度は速めの 1/1250 秒に設定。
1点 AF で、測距点(=ピント位置)が電車前面にくるように設定。
手ブレ補正 ON。手持ちで撮影します。

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天気はくもり。花弁を透過する光やこもれびのキラキラ感を撮るわけではないので、曇天でもいけるような気がします。

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ファインダー越しに電車を追うと、測距点が電車前面にあたっているかが気になります。そこをなんとか耐えて(?) 100m 以上離れた最後尾にまで意識を向けられるかどうかが勝負(?)です。

側面に銀色の帯が入った電車が来ました。

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写真でみると、上の浦賀行きの帯の色との違いがはっきりしません。側面の銀色を話題にする場合には、側面がしっかりと撮れる地点を選ぶ必要があります。

方向幕問題

あまり見かけない黄色い電車が来ました!

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黄色い電車が撮れたのは happy なのですが、問題に気がつきました。LED のディスティネーションサイン(=方向幕)が半分ほど黒く抜けてしまっています。

上の黄色い電車のディスティネーションサインは、写っている部分から「逗子・葉山」と読み取れないわけではありません。しかし、下の写真になると、もはやちょっとしたクイズです。

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※ [快特]印旛日本医大行き(1/1250 秒。京急線品川駅で撮影。乗り入れ。)

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※[快速]湘南新宿ライン(1/1250 秒。JR 線武蔵小杉駅で撮影。)

うーん。。「被写体ブレの回避(=高速シャッター方向)」と「読み取れるディスティネーションサイン(=低速シャッター方向)」という相反する課題をどうするか?

京急のディスティネーションサインは、高速シャッターにわりと強いように感じますが、

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※ 1/1000 秒。京急鶴見駅で撮影。

1/1250 秒で 1/2 ほど黒く抜けた写真が発生したことから考えて、設定は 1/625 秒よりも遅くするのが無難。中井先生の記事によると、京急の場合、基本ルール③の下限である 1/500 秒が落としどころのようです。

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※ 1/500 秒。

今日はこのへんで

練習終了。基本を意識しつつ、ちょっぴり旅のテイストを醸して 1 枚撮ってみました。

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※ 実際の乗車経路に拠り適正に運賃精算しています。

※ 花の写真:ウメ(2022 年 2 月撮影)
※ 野鳥の写真:ジョウビタキ(2022 年 2 月撮影)

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