見出し画像

真夏の夜のBATTEN音楽の日

今年の夏はやけにお台場に行く夏だった。
8月20日のお台場は、灼熱の太陽の下で屋外ライブでのリハーサル音や、お台場冒険王(多分)の喧騒が入り混じっていた。
BATTEN音楽の日は私たちの興奮をかき混ぜて2時間のライブも一瞬で終わってしまった気がする。
終演後の呆然とした気持ちと、何処かで上がった花火の後の火薬の香りと、気怠げな夜の暑さが相まって、さっきまでのライブは夢…?と思ってしまった。
年末に行われるTokyo Dome Cityでのライブに向けて、激しくもしかと階段を踏み締めて登っていくようなライブだった。

🎸

1曲目は拳を掲げて始まる「夢のキャンバス」。夢キャンから始まるのは、このライブに対する自信の表れでしかない…、と初手から圧倒された。
夢キャンは出し惜しんで出し惜しんで、肝になるライブのアンコールでやる印象が強かったため、こんなにオープニング曲としてピッタリであることは新発見だった。

そして衣装!8周年のミニスカ衣装で登場したことに、全私が湧きました。
周年の時は遠目だったけれど、ライブハウスはステージが近い。袖の着物感を出しつつも思い切りのよいスリット具合とか、ミニスカートの模様の凹凸とか、みゆちゃんの鎖骨に乗った水引の青い花とか。悶えポイントがふんだんに詰まった衣装はいつまでも見ていられる。
そしてミニスカで顕になるメンバーの足の細さよ…。太ももって太いから太ももなのに、細い場合はなんて言うの?

「びびび美少女」は待ってました!ありがとう!!の気持ちで満たされる。2年前の6周年ライブの印象が強いので、曲間にりるあちゃんが踊るスーパーりるあタイムを見ていて大きくなったなあ…としみじみしてしまった。
音楽の日のスーパーりるあタイムはウルトラ超ミラクルスーパーベリーりるあタイムでした。
アーカイブで見たら、中央カメラでの正面りるあタイムから切り替わって下から煽りのりるあタイムになるというサイコウ画角りるあタイムだったので、配信、買えーーー!(CV.柳美舞)

なお、この序盤パートのどれかの曲の「あなたに〜」みたいな歌詞でりるあちゃんにレスをもらった記憶があるのだが、アーカイブを見返したらそんな歌詞はなかった…
真夏の夜が見せた夢なのかもしれない…

🎷🪈

中盤の「和・華・蘭」、まさかバンド編成でやるとは思ってなくて、事前の告知ツイートでのリハ映像を見てとても驚いた。この日イチ聞きたい曲だった。
春ツアーくらいから魅力がどんどんわかるようになってきたのだが、今回のアレンジもとっっっても良かった!!特にアウトロのフルートの副旋律から主旋律を紡いで終わる流れが美しすぎて、りるあちゃんを見たいのに気づいたらみほさん(フルートの方)を見てしまっている…という現象が何度もあった。何ならサックス&フルートの演奏が見たすぎてみほさん0番の位置で見たまである。
もうここで既に最高だったが、続く曲「Bright & Breezy」のバンドアレンジがたまらないほどよくて…
脳内に一気に宮崎の草原と青い空(想像)が広がり、チルいってこういうことか…という感情に支配された。
先日行ったエビ中のファミ遠でも、「Summer Glitter」から「Summer dejavu」の流れが良すぎて「整う」という概念を唐突に理解したのだけど、今回の「和・華・蘭」から「Bright & Breezy」も全く同じ。どうしようもなく脳みそが引っ張られていってふわふわして抗いがたく気持ちよくなってしまう。
今年の夏を思い出すときは、このちょっと気怠げな感覚が付随されるんだろうなあ。

今回、「Bright & Breezy」の終盤の理子ちゃんパート「天照よ今 光を貸して」が突き抜けるように耳に飛び込んできた。
赤色担当が「アマテラス」という良さ、あるよね。
ももクロの「ダンシングタンク♡」で夏菜子が「太陽降臨ー!」と叫ぶ姿が被さって見えたけど、夏菜子はメラメラ燃えたぎる太陽核のようなイメージで、一方の理子ちゃんは夏の爽やかな面も持ち合わす快晴の中の太陽みたいだなあ、と思ったりなど。

「Dancer in the night」ではりるあちゃんの表情よ…!
終盤のきいなちゃんの「朝の匂いが包む街には〜」できいなちゃん・ちゃんせた以外のメンバーがしゃがむ動きのところで、下手に顔を向けている時のりるあちゃんの切なげな表情といったらもう!
8周年ライブあたりから加わった哀の表情表現に、私は…私はもう…

🥁

DJセットにPARKGOLFさんが登場して、九祭remixが始まる。「YOIMIYA」から「虹ノ湊」への変遷の、陰の中から陽が生まれて覆い尽くされていくような様がとてもよかった。
「あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜」ではメンバーカラーの照明が縦横無尽にステージを駆け回る演出が、童歌の歌詞と見事にマッチしていてこれぞばっしょーの演出…!と興奮した。
「御祭sawagi」で終わ…らず、「BAIKA」がなるほど締め…ではなく、「OiSa」でやっぱり最後はOiSaだよねと…はならず、「禊 the MUSIC」までノンストップで大円団!
ばっしょーに翻弄されるがまま2時間のライブはあっという間に終わってしまった。

生バンドやDJ編成が最高だったのはもちろんだが、このライブは照明演出が非常に魅力的だった。
前述のあんどこもだが、「MEGURRY GO ROUND」や「虹ノ湊」で各メンバーカラーの照明でメンバーが染まる光景は、それだけで一枚絵のような美しさだったし、「御祭sawagi」でそれまでのメンバーカラーメインだった照明がバキッと金一色に切り替わった時にはそこで一気に曲の世界に引き摺り込まれた。「OiSa」は8周年ライブから照明演出が変わったのだが、今回は暗転を繰り返すことでまた違った妖しさが出ておりOiSaリメイクへの意気を感じたりもした。
他にも「乙女ノ手札」での赤と緑、「Dancer in the night」の青と水色の二色展開などで曲の雰囲気を視覚化していたりと曲ごとのこだわりがすごく感じられて、ばっしょーの照明担当の人の解説をすごく聞きたい…!

一番最後、退場する時にりるあちゃんが「みんな大好きー!」と叫んだのが復活の呪文となって、ライブ中に使いまくったはずの体力がぐわっと回復したという余談。

🎹

とにかく何もかもがかっこよくて、楽しすぎて、あっという間に過ぎ去ってしまったライブだった。
いつものワンマンと違い大掛かりな舞台セットも映像もなかったけれど、そんなことを忘れてしまうくらい興奮したライブであり、この熱気や音圧をそのまま音源化してほしい…!
(そして次はトランペットなども入れて「沸く星」をしてほしい🎺)
ばっしょーはいつも想像を超えてくるので、次のワンマンライブがどう今回を超えてくるのかが楽しみでしかない。

尚、ばっしょーのコールに慣れてきた中、りるあちゃんが好きすぎて「りるあ!」と呼び捨てでコールができない問題が出てきてしまった…。モトム解決策。




▼購入特典、りるあちゃん自引きしたの図


この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,376件

#夏の思い出

26,661件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?