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ブルージャイアント

<イントロダクション>
石塚真一×立川譲×上原ひろみ
熱くて 激しい 青春が スクリーンで鳴り響く

2013年に石塚真一が「ビッグコミック」(小学館)で連載を開始した漫画「BLUE GIANT」。世界一のジャズプレイヤーを目指す青年・宮本(ミヤモト)大(ダイ)を中心とした、エキサイティングで感動的なストーリーや、音楽シーンの圧倒的表現力などで多くの読者を魅了し、“音が聞こえてくる漫画”とも評されている。第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 大賞および第62回小学館漫画賞(一般向け部門)など受賞多数。多くの著名人からも絶賛され、コミックスのシリーズ累計部数は890万部を超える大ヒット作品。世界最古のジャズレーベル「BLUE NOTE RECORDS」とのコラボレーション・コンピ・アルバムの発売や、ブルーノート東京でのライブイベント「BLUE GIANT NIGHTS」の開催、Spotifyとのコラボ・プレイリストの公開など、現実のジャズシーンにも影響を与えている。
その「BLUE GIANT」が、満を持して初めて映像化される。
監督を務めるのは、「モブサイコ100」シリーズや劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』(18)で注目を集める立川譲。そして脚本は、連載開始前からの担当編集者で、現在はstory directorとして作品に名を連ねるNUMBER 8が担当。アニメーション制作は「幼女戦記」(17)などで注目を集めるスタジオ・NUTが手掛ける。

映画『BLUE GIANT』公式サイト

原作が好きで見に行った
 
初映像化にあたって、原作から主人公の立志パートである仙台編が大胆にオミットされ、
夢を持って東京へに出てきた章から映像化するとあったので、
一体どうまとめるのかという点と、
肝であるオリジナル音楽を上原ひろみさんが担当されるというので、かなり期待していた。
 
感想としては
まず上原ひろみさんの音楽がとても良かった!
 
本作は主人公と仲間2人でジャズのトリオ組むのだが、
その編成がテナーサックスとドラムとピアノとなっており、 
ジャズのスタンダードである、ピアノドラムベースという編成からは外れた、
現代では少しトリッキーな編成なので、このトリオの曲をどうするのかとハラハラしていたが、
そこはさすが上原ひろみさんで非常に楽しかった。
 
作中のピアノ担当である沢辺雪祈は時折左手のプレイが良いと言われることが原作にもたびたび描かれていたのだが、この特徴を活かし、ベーシストが行うウォーキングベースのようなフレーズをピアノで盛り込んでいたりなど、とても楽しかった。
 
 
作中ピアノ担当の沢辺雪祈にまつわる展開は、原作では読者の間で波紋を呼んでいたのだが、
映画用にあるアレンジを施しており、原作ファンとして胸のすく思いだった。

( N.T )

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