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フロリドSS
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記事一覧

凶悪で可愛いボクの彼氏

「金魚ちゃんの事が好き……」
 フロイドに急に人気の無い場所に呼び出されたリドルは、照れているようにも怒っているようにも見える態度でフロイドからそう告げられた。そんな彼の発言にリドルは顔を顰める。
「誰にでもそんな事言ってるんじゃないのかい?」
 むっとした顔へとフロイドがなった。
「誰にでも言ってねーし」
「女性を取っ替え引っ替えしてるって聞いたよ」
 背が高いだけで無くフロイドは顔も整っている

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親の決めた許嫁が実はフロイドだったことを知るリドルの話し

「金魚ちゃん~~!」
 昼休みになり外廊下を歩いていると、クラスだけで無く部活も違うフロイドが勝手に付けたあだ名を呼びながらこちらにやって来る。
 何度言っても変なあだ名で呼ぶのを止めようとしない彼の姿を見てリドルが顔を顰めたのは、何を考えているのか全く分からない彼の事が苦手だったからだ。だからといって逃げる事もできずにいると、側までやって来たフロイドに話しかけられる。
「金魚ちゃん今日も小さくて

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子作り法に選ばれるフロリド

 静かな廊下には、エバーグリーンの絨毯が敷かれている。古びているのだが掃除が行き届いているそんな絨毯の上を歩いているのは、カーマインの髪をした少女のような顔立ちに華奢な体をした青年。
 薔薇色の小さな唇に、釣り上がった大きな瞳。それに、滑らかな白い肌。見る者の道を踏み外させてしまいそうな蠱惑的な外見をした彼が身につけているのは、どれも地味ではあったが確かな物で、彼の育ちの良さを伺うことができる。

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リドルくんで見抜きして去るフロイド

 毎晩寝る時間はほぼ同じだ。その時間を目処に勉強を止めてベッドに移動する。寮長であるので一人で使っている部屋で寝ていると、物音が聞こえて来た。
 こんな時間に何の音だろうか。寮生が騒いでいるのかもしれない。物音はこの部屋の中でしたように感じた事を不思議に思いながら目を覚ましたリドルは、暗い中で自分を見下ろしている人物の姿を見て目を丸くする。
「金魚ちゃん起きたぁ。おはよう金魚ちゃん」
 リドルをベ

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自慰をした事がないリドルが、フロイドに騙される話し

「ねーねー金魚ちゃんもオナニーするの?」
 許可なく隣に座っていたフロイドからリドルがそう言われたのは、学園内にある図書館だ。
 勉強をする場所であるここでそんな事を聞かれるとは思っていなかったので、一瞬思考が停止した。こちらを緩んだ顔で見ているフロイドを見ているうちにはっと我に返り、リドルは顔を真っ赤にして目を吊り上げる。
「突然なにを言い出すんだ!」
 自分にそんな不躾な質問をして来たのは、こ

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リドルから魔法を奪い寮で監禁しようとするフロイドの話し

 海の中にあるオクタヴィネル寮は、トレイの一つ歳下の幼馴染みであるリドルが仕切っているハーツラビュル寮とは雰囲気から何から違う。
 明かりが付いているというのに薄気味悪さがどこかあるここは、寮長であるアズールの側近と呼びたくなる双子。リーチ兄弟を彷彿とさせる。
「こんな時間にどーしたのウミガメくん」
 寮の談話室までやって来たフロイドは、学園にいる時と違いトレイと同じように寮服姿だ。
 ハーツラビ

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フロリド♀生理ネタ

「何か面白いことないかな〜つまんなーい。あ、金魚ちゃんだ!」
 フロイドは産まれた時からずっと一緒である兄弟のジェイドと学園の中を歩いていると、赤くて小さくて食べるところが全く無さそうな程細い。だけど、その見た目に反して誰よりも強い魔法を使うリドルを見つけた。
 今まで出会ったどの相手ともリドルは違っている。そんな彼に興味を惹かれて見かけるとついつい側に行ってしまう。そして、相手をして欲しくて揶揄

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お付き合いをかけてフロリドと魔法勝負する事になるリドル

 昼休みになり大食堂の中は、お腹を空かせた生徒たちで溢れている。そんな賑やかな大食堂の中に並んでいるテーブルの一つには、真っ赤なイチゴのような赤い髪をした小柄で華奢な少年の姿がある。
 凛とした雰囲気の整った顔立ちをした彼は、一年生にしか見えない程小柄で幼い顔立ちであるが、ハーツラビュル寮の寮長である二年生のリドル・ローズハートだ。銀色のトレーに並んでいる料理を食べている彼の横には、リドルが小柄で

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セックスを回避しようとしたら、うっかりフロイドと学生結婚してしまうリドル

「ねえ、そろそろ良いでしょ〜? オレもう我慢の限界なんだけど」
 寮の自室に遊びに来ている恋人の言葉に、リドルは顔を顰める。
 恋愛経験が乏しくても、彼がキス以上のことをしたいと言っているのだということは分かっている。それは、今まで何度も彼から似たようなことを言われているからだ。
「まだ付き合って三ヶ月じゃないか」
「もう三ヶ月! 三ヶ月も我慢したオレえらくない?」
「それぐらい普通だ」
 冷やや

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フロイドに妊娠する薬を盛られるリドル

「人間って卵から産まれてくんじゃないんだね」
「何を当たり前な事を」
 そんなこと幼子でも知っていることだ。魔法で人間の姿に今はなっているが実際には人魚であるといっても、まさかその事を知らないとは思ってもいなかった。
「オレの子供金魚ちゃんに産んで欲しいな〜」
「馬鹿なことをお言いでないよ。ボクは男だよ」
 ベッドに転がっているフロイドから言われた内容にリドルが憤慨しなかったのは、彼が恋人であるか

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付き合ってないフロイドにぶっかけられるリドル

 見かけると側にやって来るだけでは飽き足らず、フロイドは最近勝手にリドルの部屋に現れるようになっている。今日も勝手に部屋に居座っているフロイドを無視して、リドルは机に向かって自主勉強していた。
「ねえ、金魚ちゃん〜ぶっかけて良い?」
 側まで持って来た椅子に座って勉強を邪魔しようと話しかけて来るフロイドをずっと無視していたリドルなのだが、その言葉を無視する事ができる筈が無い。
「ぶっかけ……?」

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酔ってうっかりフロイドとエッチしてしまったことから始まるフロリド

「んっ……」
 小さく身動ぐと、体内に違和感がした。まるで太い棒のような物が体の中に埋まっているような。今まで経験した事がない類いの違和感に眉根を寄せて瞼を開くと、目の前にはリドルの顔を覗き込んでいるフロイドの姿がある。
「……っ!」
 フロイドは違う寮だ。何故オクタヴィネルの彼がここにいるのか分からず困惑していると、機嫌が良さそうな様子で彼から笑いかけられた。
「おはよ、金魚ちゃん」
「おはよう

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特に何も事件とかも起こらないカントボーイネタ

「フロイドと付き合う事になったって話しただろ?」
 一年中美しい薔薇が咲いているハーツラビュルの庭でお茶を飲んでいたトレイは、一緒にお茶を飲んでいた幼馴染のリドルから急にそんな事を言われた。
 関わりたくない相手。オクタヴィネルの双子。特にフロイドに対してそう言っていたというのに、彼と付き合う事になったという話を、トレイがリドルから聞かされたのは一月ほど前の事だ。
「ああ、言ってたな」
「それで…

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人魚のお医者さんになったリドルくんとその恋人だったフロイドの話

「リドル先生って金魚なんだって」
「違うよ! だって金魚は海の中じゃ生きられないしー。淡水魚って言うんだぜ!」
「でも、フロイドがリドル先生のこと金魚ちゃんって呼んでるの聞いたもん!」
 アズールに頼まれた仕事を済ませて珊瑚の海に戻って来ると、よく知っている名前が聞こえて来た。話をしている二匹の小魚を、リドルの病院に行った時に見かけた事がある。
「面白そうな話ししてんじゃーん。オレも混ぜてよぉ」

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