転職の損得

昔、先輩に言われたことなんですが、
「転職した時点で、前の会社に何らか不満があったってこと。不満がある時点で負け組」って言ってました。
一方で
「このまま長く働いても給料は上がらない。1回辞めて戻ってきた方が給料が上がる」って言ってた人もいました。
僕個人としてはどっちも正解だと思います。

ただ、今の日本の会社だと、基本的には転職しないで済むなら、しない方が得だと思います。
まず勤続年数がリセットされます。退職金制度がある会社なら長くいた方が得です。
ボーナスの制度がある会社だと、少なくとも1回分は査定の対象外になります。
前期の業績に沿った評価となる事が多いので、前期にいなかった社員は寸志とかになる事が多いと思います。

人間関係も構築しなおしになります。
「アイツはこんな事ができる」みたいな信頼関係がなくなります。社内の異動だと新チームに知ってる人がいたり、評価・評判が前のチームから引き継ぎされていたりするので、社内の異動と転職は全然状況が異なります。
社内ルールも変わるのも地味に面倒です。ちょっとした申請が誰かに聞かないと分からなかったりします。評価軸も微妙に違っていたりして、アピールや立ち回りを変えないといけないこともあるでしょう。

基本的には転職は不利です。
なので、条件が上がらない転職は原則してはいけません。
逆に条件が上がるならアリな転職も多々あるでしょう。普通の社内評価で年収が数百万上がるとかあり得ないと思いますが、転職活動は互いの合意ができればあり得ます。その時ピンポイントで欲しい人材であれば交渉次第でしょう。
雇用形態等のステップアップも条件アップだと思いますので契約内容はよく確認しましょう。

まあ会社が潰れたり、リストラだったり色々状況の変化もあるとは思いますが基本は上記のような考え方だと思っています。

ちなみに自分は2回転職してますが、どちらも上記に当てはめると失敗ですね。
1回目は昇給しなかったので辞めました。
でも転職先は給料変わらず。若かったですね。
2回目はリストラされて契約社員スタート。
良くない転職パターンでした。
この後、賭けに出てうまくいったので正社員になれましたが、ダメだったらもう1回転職してましたね。

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