ニラ玉とオージー

先週末に泊まりにきていた幼馴染みが、晩ご飯にと餃子を作ってくれた。
50枚の餃子の皮をしっかり使い切ったので、その日の晩飯では、単純換算一人当たり25個の餃子を食べたことになる。
中国人になれるのではないのだろうかと、内心思っている。
ちなみに2ヶ月に1回くらい「晩飯、餃子でいい?」と聞いてくるので、2ヶ月に1回はわたしと幼馴染みは中国人に近しい存在になっているのだと思う。

餃子を作る際にニラを使用するのだけれど、ニラって、大体それなりの束で売られている。
それを50個の餃子の素として使い切れるかというと、そうでもない。
なので奴は、1束のニラをうちの冷蔵庫に残して、実家へ帰って行った。

その残された1束のニラを使って、今晩はニラ玉を初めて作った。

基本的に料理は十八番の料理のルーティンか、簡単にできる物しか作らないのだけれど、ニラ玉という言葉を残して帰宅した幼馴染みに感化され、ニラ玉の作り方を、気がついたらググっていた。

調べれば色々な作り方があり、まさに十人十色だった。
基本的に、占いもそうだけれど、いいとこ取りしかしない性格なので、調べて、眺めたレシピの良さそうな箇所、自分の味覚に合いそうな箇所だけ抜き出して、作ってみることにした。
(何事もやってみないことには何も学べないことを以前学んだので)

鶏ガラで炒めると美味しいらしい(だろうね)。

4つの卵に牛乳大匙2杯入れると、卵がふんわりするらしい。

晩ご飯には少しばかり多いニラ玉を、翌日のお昼用にお弁当箱に詰める。
その後、サラダと共に食した晩ご飯は、思いの外美味しかった。

7/16にChet Fakerが出す、新しいアルバムの一部の曲を聴きながら、思いの外美味しいニラ玉を食べる晩ご飯。
ご飯と曲のお供はウィルキンソン割のクレイモア。
酒の酔いも手伝ってか、文字通り気分は上々で"Feel Good"を聴いていた。

とにかくこのオージーの曲はほぼ全て好きなのだけれど、今回のアルバムも期待できそうな、可愛らしいMVだった。

ニラ玉の認知度とは真逆に、知っている人は少なそうなアーティストだけれど、素敵な、ちょっとダウナーでかったるそうな歌声が魅力的な彼を、そのうち語ってみたいと思う(語れるほどのこともないのだけれど)。

ニラ玉とオージー。
今晩は、最強の組み合わせだった。

おしまい

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