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ピケの引退〜司令塔型CBというスタイルを切り拓いた開拓者

また1人偉大な選手が引退してしまいました。
ジェラール・ピケ。スペイン代表とバルセロナで、偉大なる歴史を刻んだCBです。
そして、ピケは相手の攻撃を跳ね返すことに長けたCBを過去のものにし、CBは攻撃の出発点でなければならないと世界に知らしめ、司令塔型CBという新たな概念を生み出しました。

MFと比べても遜色ない技術

ピケを語る上で外せないのが、歴史上最も美しいサッカーをしたと言われるペップバルサにおいて、攻撃の起点として欠かせない選手であったことです。
そして、それを支えていたのが、MFと比べても遜色ない技術、自身がフリーなら迷いなくボールを運ぶ度胸、そして、常に正しいポジションを取り、有利な位置にいる味方にボールを届けるサッカーIQです。
ペップバルサの圧倒的ポゼッションを支えていたのは、メッシ、シャビ、イニエスタ、ブスケツのダイヤモンドなのは、紛れもない事実ですが、攻撃の起点として、バックパスの受け手として、カウンターのフィルターとして彼らを後方から支えていたのはピケです。
そして、ペップバルサの圧倒的強さを見て、世界はCBにチームの司令塔を求めるようになりました。
その流れを作ったのは間違いなくピケです。
ラポルトやストーンズ、マティプやベンホワイト、そして、冨安もピケが居たからこそ評価されている選手であり、ピケが居なければ今ほど評価されていなかったかもしれません。
それほど、ピケの存在は大きくサッカーに大きな一石を投じた選手なのです。
そんな、ピケの引退には時間の流れを感じざる終えません。
これからは、ピケの後継者たちが新たな歴史を作ってくれるのでしょう。
今は、ただ一言お疲れ様と伝えたいです。

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