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『自分らしさを生きる』ができないのはなぜか?

「あなたは自分らしさで人生を生きていますか?」
この文章を読んでいるあなたは「はい!」と答えられるでしょうか。
今回は『自分らしさを生きる』事を止めていたり、邪魔をしている原因の1つになっていることを、あなたと共有したいと想います。
そして、そのことがあなたがあなたらしく在ることへのヒントやサポートになったり、私たちの様な専門家に頼り、あなたらしさを取り戻したり構築してもらえたらと想います(^^)

まず、前提として『自分らしさ』を知るために、自分以外の他者の存在が必要です。
それは自分らしさが、人との関係性や関りの中で見いだされるものや発見されるもの、創造されるモノだからです。

次に、自分らしさの欲求や種を最初に認め共有し応援してくれる他者に『親』という存在がいます。
この親との関係で自分らしさを育む土壌をアタッチメント理論(愛着理論)では『安全基地』といったり、マイケル・バリントという方は『基底』と表現しています。

あなたの中からあなたらしさの欲求や種(これが好き、これが嫌い、これが苦手等)が出てきた時、「それってとても良いね!」と共感してもらったり、「それってあなたらしいね!」と応援されて初めて自分らしさを自分のモノにできるます。

しかし、ここであなたの中から出てきたあなたらしさの欲求や種が、否定されるとどうなるでしょうか?
「あ…私の中から出てきたこれっておかしいんだ…」となったり、「私を出すと怒られたり、誰かを不快にするんだ…」と感じたり、「他の人が認める私にならなきゃ…!」と自分を抑える方向にいきます。

その結果、自分らしさが仮に何かのタイミングで出てきたとしても、それを自分自身が認められなかったり、それを受け取る感度が低下・麻痺しているため消えていったりします。
そして、自分らしさがわからなくなってしまいます。

このように、自分らしさを育む土壌そのものが関係性の中で構築されます。
では、親との関りでこの土壌がない場合はどうなるのでしょうか?

ご想像の通り『自分らしさ』を発揮・発見することができなくなります。
それはあなたの中から出てきた『自分らしさ』の欲求や種を育む土壌そのものがないからです。

このように親との早期の関りでできた傷や、できなかった安全基地や基底のなさから現れるものとして、「自分の好きがわからない」や「自分のしたいことがわからない」、「何か自分が甘えたり頼ったりすると負担になるのではないか…」と心配がでてきたりします。
※このような関係性の中で積み重なったトラウマを『複雑性トラウマ』と言います。

ここであなたに朗報があるので安心してください。
それは、この土壌である『安全基地』や『基底』はいくつになっても新たに創ることが可能だという事です。
親や関わってきた他者との間にできなかった土壌も、今からの関わり合い方で創ることが可能です。
つまり、いつからでも(時間はかかりますが)、『自分らしさ』を発見したり、育んだり、創造できるのです。

このことが難しいことを承知の上で言います。
『自分らしさ』を生きることを諦めないでください。
『自分らしさ』を育むためにどうか私たちの様な対人援助者を頼ってください。

私は、あなたがあなたらしく生きることが世界に対する最大の貢献であり、あなたがあなたらしく生きられないことが世界に対する最大の損失であることを知っています。
どうか私にあなたらしさを育む応援をさせてください。


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