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【今さら】高井千帆 舞台 ドレミの歌 超雑感

唐突ですが皆さん、

尿路結石に罹患したら、
耐えてくださいT_T

体質なのか、小生この10年で都合4回ほど尿路結石を患って、紅茶のような尿におののいてからの、腰や下腹部の痛みに耐え凌ぐというパターンを体験している。今回ちょうど、表題の、高井千帆・ちぃちゃんの舞台が、この「耐えている期間」に該当していて、こういう時って物事をするのも億劫になっちゃうんですT_T(さらにいつものとおり、リアルな生活で、逃げたくなる事象に見舞われたのもあり・・・)。ということで、彼女の、B.O.L.Tというアイドル解散後の3作目の演劇作品は、終演からすでに1か月以上も経過してしまったので、いつものような素人の感想を書き殴る雑感でお茶濁し。

本作は、パンフレットによれば、原作者で脚本演出をされた、オイスターズという劇団の平塚直隆氏が、2013年に名古屋で上演したもので、その際好評であったものを10年経て再演の機会に恵まれたとのこと。これもパンフレットの引用だけど、劇団のコンセプト!?が、過剰なまでの会話劇をテーマとして、言葉のすれ違いから生じる笑いを試みる、ということだそうで、そうなると一人一人のセリフ量なんかも大変そうだな、というのが初日観劇前の待ち時間でのトーシロ小生の所感だったが、いざ、開演すると、確かにそのとおりの会話量で、主演(パンフレットでは、一番最初にクレジットされた、先生役の秋山ゆずきさんだが)の、高校2年女子・堂上丸子役の山口乃々華さん(なんと元E-Girlsさんとのこと!)は、長台詞でその頻度もかなり多く大変だったと思うね。で、会話劇ではあるが、その会話がどうしても早くてマシンガン的なものとなるので、発した言葉を極力聞き取ろう、とか努めようとすると、ほぼ無理なのでw、こういうのは雰囲気を楽しむのもかなって思ったね。

超雑あらすじは、女子高から男女共学になったことで入学し、普段は男子なんて眼中無しという体を装いながら実際は男子仲良くなって楽しい高校生活を送りたいという下心を隠し持つ女子生徒たちが、2年生になっても、学校を隔てる「壁」に阻まれて男子生徒の姿も声もまったく確認できない現実に抗うべく、壁の向こう側を目指して、先生・配送業者などを巻き込み進んでゆくが、途中で一人の、まるでおじさんのような風貌の転入女子に、私たちは歌を歌うべき!6人の姓の頭文字を並べれば、ドレミファソとシになる、ということで即席合唱部結成。ラは、配送業者が実はランバシということで7音完成と思われたが、結局先生が担うことになると、それまで早く帰りたいだけだった先生が一転して皆をまとめ、ついに屋上から壁の向こうに立ち入ることに成功。そこには、何の変哲もない男女共学の普通の高校の姿があった。いよいよ私たち女子の存在を知らせるべく、7人はオッフェンバックの「天国と地獄」を、自分の7音をしっかりとリレーで奏でる。やり切った6人は、明日からはここで練習を、と満足した表情で屋上を後にする。翌日先生が一人、先に屋上に上がり6人を待つと、そこには黒で正装した女性が一人だけいて、よく見るとそれはランバシで、先生に静かに、合唱部は解散しましたと告げ、あの合唱に引き寄せられた男子2名にも、ここで歌声が響くことは無いと断言。実はランバシこそ、この壁を作った張本人だったのである。

もう1か月も経っちゃうと、ホントあらすじも雑すぎて、ちぃちゃん他俳優のみなさん、本当にごめんなさい。もっと丁寧に書けるように、体内の石が暴れず、そしてリアルで嫌なことが解消されますように、ってお祈りしてください。は冗談として、小生は、初日を、ここ、

池袋芸術劇場で、千秋楽としての愛知公演を、ここ、

長久手市の文化の家で観賞したんだが、とにかく初日の、あのクライマックスの「天国と地獄」が、それだけは忘れることない印象を覚えていて、ちぃちゃんも終盤なんかは、トランス状態に入ったかのように目が座った感じで一点を見て、役名の蓮華(れんげ)のレの部分で、起立着席をしていたね。天国と地獄っていうより、カステラ文〇堂のCM曲って言ったほうがわかるかしら、それをドからシを役者さんたちが言うだけで合唱するんだけど、上手くとか下手じゃない、その演出そのもがこの曲の表現って言えたのが素敵でしたな。
それと壁の向こうに到達するまえに、一度デモンストレーション的に、ベートーベンの第九を、同じように自分の音の部分だけの発声で歌うんだけど、その時、この曲が、ラとシだったか、まったく発声しないでも成立していたことが、演者の佐々木優佳里さんと須田真魚さんが、一切立ち上がらないkとおで気づかされたのもすごい。当初はベートーベンがすげえって思ったけど、これはむしろ、それを演劇に利用した平塚さんがすごいんだね。しばらくはなるほどって唸ったままでした。

そのちぃちゃんも、すでに上演時にはファンのSNSからもあったように、セリフながら、清楚なちぃちゃんからは発せられないだろう下品なワードが連発されたりで新境地ということは疑いなし。初日の中盤までは、トーシロの小生からも、どことなく緊張感みたいなものとか、言いなれない言葉って感じを持ったけど、芝居とともにとでもいうか、ちょうど、先述の須田さんとセリフの絡みがあった中盤あたりから、結構いきいきした感じも受け始めたね。須田さんというのは、実は男性の役者さんで、おそらく小生のようなアラフィフ、すくなくとも20代ではない方だけど、小生は初見だけど、それなりのキャリアを持たれたいるだろう方が、ちぃちゃんの緊張をほぐしてくれたかな、なんてね。ちぃちゃんも愛知公演では、確か軽くアドリブなんかも飛ばしてた気がするし、その点では多くの役者さん同様に、公演を通じて、間違いなく技術を身に着けたことでしょうな。

そんなちぃちゃんが、
小学生の時以来アイドルとして苦楽を共にしてきた、

平瀬美里!

みぃちゃんと、この秋9月から、あの、

舞台 降臨SOUL ~風燐火斬~

で共演!


Girls Live Action『降臨SOUL』 風燐火斬 (calling-soul.com)


ぜひ、足をお運びください。

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