Storyville KUA

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  • 2023 Storyville イベント

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    2009年より京都芸術大学 文芸表現学科が運営する文芸イベント「Storyville」。このマガジンでは過去に開催したイベントのレポートや追加記事をまとめます。

最近の記事

<Youtube更新>藤村シシンさんトークイベント「神が人の形をとる時」の動画のお知らせ

こんにちは、京都芸術大学文芸表現学科の「Storyville」です! おまたせしました!2024年6月27日に開催されました、藤村シシンさんトークイベント「神が人の形をとる時」の動画を、文芸表現学科のYouTubeチャンネルにて公開します。  ギリシャ神話に馴染みのある方、また、まだまだギリシャ神話初心者の方でも、お楽しみいただけるはずです。 「私たちと神話」「古代における神話」「物語としての神話」「これからの神話」という4つの観点からなる、ギリシャ神話の過去と現在につい

    • 【Storyvilleアーカイブ⑤】『創作とAI ~AI開発者と考える芸術の未来~』ゲスト: Sta(クリエイター) 2023年7月29日開催

      今回は2023年7月29日に「Storyville」が開催しましたトークイベント、「創作とAI ~AI開発者と考える芸術の未来~」をご紹介します。登壇者のSta(妹尾泰隆)さんは、多彩な才能を持つクリエイターで、2021年には日本語の文章・小説を生成できるAI「AIのべりすと」やおえかきAI「とりんさまAI」を発表されています。  本トークイベントは二部制。第一部では、「AIセーフティの研究と活用可能性について」というテーマの元、まだまだ浅いAIの歴史についてや、世間が危惧

      • 「スーパーフラット」の停滞とキャラクターの凋落

        文=前田翔吾(文芸表現学科3回生・Storyville所属)  浅田彰の整理(1)に従えば、村上隆にとって世界で通用する芸術とは、欧米のアート・ワールドで評価されるものだけであり、それは芸術史として蓄積された文脈を更新する知的なゲームである。その認識のもと(2)、村上は日本の文化を掘り下げ、辻惟雄が「奇想」と呼んだ日本画の系譜(3)に、金田伊功のアニメーションを筆頭とするいわゆる「オタクカルチャー」を接続して、「スーパーフラット」を提唱した。これは、過剰な要素(東浩紀の例え

        • Storyville 藤村シシントークイベント「神が人の形をとる時」イベントレポート

          こんにちは、京都芸術大学文芸表現学科の「Storyville」です! 2024年6月27日、「人間中心主義以降のクマたち」と題した連続トークイベントの第3弾となる、藤村シシンさんトークイベント「神が人の形をとる時」が、大垣書店京都本店イベントスペース-崔-で開催されました。 このトークイベントでは、古代ギリシャ研究家である藤村シシンさんをお迎えし、「私たちと神話」「古代における神話」「物語としての神話」「これからの神話」という4つの観点から、ギリシャ神話の過去と現在をテーマに

        <Youtube更新>藤村シシンさんトークイベント「神が人の形をとる時」の動画のお知らせ

        • 【Storyvilleアーカイブ⑤】『創作とAI ~AI開発者と考える芸術の未来~』ゲスト: Sta(クリエイター) 2023年7月29日開催

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          Storyville特別トークイベント『神が人の形をとる時』ゲスト:藤村シシン

          こんにちは、文芸表現学科「Storyville」です! このたびStoryvilleでは、来たる6月27日(木)18時00分より、藤村シシンさんをお迎えして、特別トークイベント『神が人の形をとる時』を開催します! 今、皆さんがよく知っているギリシャ神話は、実はローマ神話の世界観が反映されていて、本来の神話とは変質しているものがあります。 このトークイベントでは、本来のギリシャ神話とともに、古代ギリシャ人がどのように身近な自然を神として崇めるようになったかについて、語ってい

          Storyville特別トークイベント『神が人の形をとる時』ゲスト:藤村シシン

          【Storyvilleアーカイブ④】「文芸誌『301』刊行記念イベント」(2021年12月18日公開)

          この記事では、2021年12月18日に京都の恵文社コテージにて「Storyville」が開催しました、「文芸誌『301』刊行記念イベント」をご紹介します。 文芸誌『301』は、「文芸表現学科の学生が外の世界に飛び出すためのプラットフォーム」を作ることを目的に、2021年4月30日に創刊されました。企画、編集、広報に至るまで、すべて学生の手によって運営されています。現・文芸表現学科長であり、『301』の発行人である山田隆道先生によると、「一般の読者に本を届けることほど、学びの多

          【Storyvilleアーカイブ④】「文芸誌『301』刊行記念イベント」(2021年12月18日公開)

          【Storyvilleアーカイブ③】『川越宗一さんに聞く「創作と史実のあいだ」』ゲスト:川越宗一(2021年11月3日開催)

          今回は21年11月3日に開催された「Storyville」主催のトークイベント、「川越宗一さんに聞く『創作と史実のあいだ』」をご紹介します。川越宗一さんはみなさんもよくご存じの歴史冒険小説『熱源』(文藝春秋)で、第9回本屋が選ぶ時代小説大賞と、第162回直木賞をダブル受賞されました。 このトークイベントでは『熱源』の創作秘話を軸に、史実を内包する歴史小説を書くことと完全なフィクションを書くことの違いについて、また、川越さんご自身がいかにして小説家を志されたかといったお話を、

          【Storyvilleアーカイブ③】『川越宗一さんに聞く「創作と史実のあいだ」』ゲスト:川越宗一(2021年11月3日開催)

          【Storyvilleアーカイブ②+上村裕香さん追加インタビュー】「創作の衝動 つづりつづける作家たち」上村裕香×窪美澄(2022年12月17日開催)|

          2022年12月17日、「創作の衝動 つづりつづける作家たち」というトークイベントが開催された。これは当時、本学文芸表現学科3回生(現本学大学院芸術環境専攻1回生)であった上村裕香さんが小説「救われてんじゃねえよ」で、第21回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞を受賞されたことを記念して行われたイベントで、直木賞作家の窪美澄さんをお招きし、ふたりのトークショーが繰り広げられた。 ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、学外の方を交えたイベントの開催が難しかったが、このイ

          【Storyvilleアーカイブ②+上村裕香さん追加インタビュー】「創作の衝動 つづりつづける作家たち」上村裕香×窪美澄(2022年12月17日開催)|

          【Storyvilleアーカイブ①】『「  」に隣る 今日マチ子さんと考える いま、戦争を描くこと読むこと』ゲスト:今日マチ子(2022年7月13日開催)

          今回は2022年7月13日に開催したイベント『「  」に隣る 今日マチ子さんと考える いま、戦争を描くこと読むこと』をご紹介します。 漫画家である今日マチ子さんは、『アノネ、』『いちご戦争』『パライソ』といった、戦争を題材とした作品を手がけられてきました。このイベントは、今日マチ子さんが原作の『cocoon』の舞台化作品が、本大学にある春秋座にて上演されたことに先立ち、今日さんをゲストにお迎えし開催しました。今日さんがゲストということで、文芸表現学科の学生だけでなく、マンガ

          【Storyvilleアーカイブ①】『「  」に隣る 今日マチ子さんと考える いま、戦争を描くこと読むこと』ゲスト:今日マチ子(2022年7月13日開催)

          『浅田彰さんが「村上隆 もののけ 京都」展を語る』Storyville特別トークイベント

          こんにちは、文芸表現学科「Storyville」です! このたびStoryvilleでは、来たる4月25日(木)15時30分より、浅田彰さんをお迎えして、特別トークイベント『浅田彰さんが「村上隆 もののけ 京都」展を語る』を開催します! 現在、京都市京セラ美術館で開催されている「村上隆 もののけ 京都」(2024年2月3日~9月1日)は、村上隆さんの大型展覧会として話題沸騰中。京都市内の大学に通う学生は入場料が無料という、おどろきの展覧会でもあります。 *展覧会の詳細は

          『浅田彰さんが「村上隆 もののけ 京都」展を語る』Storyville特別トークイベント

          Storyville 岩田奎トークイベント「蒸発する季語」イベントレポート

          こんにちは、京都芸術大学文芸表現学科の「Storyville」です! 2024年1月26日、「人間中心主義以降のクマたち」と題した連続トークイベントの第一弾となる、岩田奎さんトークイベント「蒸発する季語」が、恵文社一乗寺店COTTAGEで開催されました。 このイベントでは、古の時代から季節とともにあり続けてきた俳句のこれまでとこれからについて、気鋭の俳人である岩田奎さんにお話ししていただきました。 俳句がテーマと聞くと、来場者の年齢層が高く、とっつきにくそうというイメージを

          Storyville 岩田奎トークイベント「蒸発する季語」イベントレポート

          Storyvilleとは

          Storyville(ストーリーヴィル)は、京都芸術大学 文芸表現学科が主催する文芸イベントです。学生が主体となり、さまざまな文芸にまつわるイベントを企画し運営しています。 Storyvilleは2009年にはじまり、一冊の本について意見を交える読書会や作家を迎えてのトークイベント、在学生・卒業生・ゲストが参加する朗読会などの会場型イベントから、展示やSNSを使用する企画まで、さまざまなイベントを開催してきました。 会場は大学内だけではなく、京都の書店やカフェなどでも行な

          Storyvilleとは

          Storyvilleトークイベント「人間中心主義以降のクマたち」第1部『蒸発する季語』

          こんにちは、文芸表現学科の「Storyville」です! この度、Storyvilleは「人間中心主義以降のクマたち」を共通テーマとする、全3回のイベントを開催いたします。 記念すべき第1回は1月26日[金]開催。 俳人の岩田奎さんによる「蒸発する季語」と題したトークイベントです。 皆さんは俳句といえば、何を思い浮かべますか? 例えば「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」(正岡子規)なんて一句は有名ですよね。 この句の場合「柿」が季語となり、読む人に秋の訪れを感じさせてくれます

          Storyvilleトークイベント「人間中心主義以降のクマたち」第1部『蒸発する季語』