HAKUNA声劇の薔薇:翠城きぁ HAKUNAの期待の声劇女優。
きぁと出逢ったのは、沖ママのヘッダーでした。
彼女は絵師でもある。色の配合、というか、組み合わせ方が異様で、目に焼き付いたのですが、それだけではなく、沖ママの良さを私より先に気がついたことにも『先見の明』を感じる。
この子は、『本能で自分の良さを引き出す人を嗅ぎ分ける嗅覚を持っている』と思いました。
まるで、『瀕死の白鳥』だ。今にも消え入りそうなのだ。彼女の絵の色の配合が、グラデーションが、濃淡が、濃さが尋常じゃない。濃いところと薄いところが絶妙で、まるで、血液、のようだ。
悪魔のような、鮮やかなモチーフを選んでいるのに、色の配色が水に溶けだしていく絵の具のアレなのだ。
もやのように、溶けていく、とでもいうか。
そして、告知動画を聴いたら声が『悲鳴』に近い。『叫び』だ。微かに力の限り、か細いかと思えば強い意志も感じるから、泣くのを奥歯を食いしばって耐えながら、声を振り絞っているように聴こえて、鶴の恩返しの鶴のようだ。
なにを、『犠牲に』して、この子は作品を描いて、声をいれているのか、と。
女子高生だという。
いまの10代は、親が放任主義だったり、子供のすることに興味を示さないことも多いのかもしれない。
この才能を、放置する親とは。誰も目にかけないのであれば、私が、護る。
私の作品を、沖ママの作品を『大切にしたい』という。台本を大切に演じたいという。私は『私の台本の世界観や私の意志を大切にする人を私も大切にする』
どこへ、消え入ろうとしている?
私の可愛いきぁ。もう、大丈夫だよ。私がいる。私の文章の傘で、この子の才能を守り抜こう。
若き芽を潰すべからず。私と沖ママは、声劇の才能をもつ若者を、台本師を、文章の傘で守り抜くと約束しよう。
安心して、演じなさい。きぁ。
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