恋愛コラム episode11 漫画喫茶店でナニシヨウトシタ男。ーことねぇ都市伝説ー
27歳の時、友人の婚活パーティー参加に付き添いで行き、たまたまカップリング成立した人がいる。
背が高くて、お笑い芸人のような人で。あのね、これ書くといつか本人に伝わるかも。くりーむしちゅーの有田さんに似ていた背格好も。
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※くりーむしちゅーの有田さんは無関係です!似ていただけです。ご注意ください。
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正直、自分とカップリング成立すると思わなくて、私も話しやすかった、というだけで書いたので
お茶しましょう、ということになり、連絡先交換したいからどこかに入りませんか?という流れになって
それが『漫画喫茶のペアシートはどうですか?』と来たので
もうさ、明らかに変だなと。私も馬鹿じゃないからさ。ホテル行こうよりタチ悪いなぁって思ったわけですよ。
そこで私も、相手の良心に訴える手段に出たわけです。
『まだ知り合って間もないので、個室に入るのは怖いです』とキラキラした瞳で、貴方の良心を信じます、という教会のシスターばりになりきって聞きました。
そしたら、カフェに切り替えてくれて(場所は銀座でした)
そこで持ち出された打ち明け話が、もうネタでした。いつか書こう、いつか書こうっていまアラフォーです。
『俺は、ヒモなんだ。女性のお金で生きてきた。·····なんとなく、実家にいる妹に似ているお前を選んでカップリングしたときから、話そうと決めていた。俺はお前だけは騙せない。だから、話を聞いてくれないか?』
【懺悔部屋】だと思ったんだろう。私の眼力に負けたのであろう。まさかの懺悔をしだした婚活パーティーの男33歳。高身長お笑い芸人似。
その当時、その婚活パーティーの掲示板なるものも、存在しており、それもスマホで出してきて、これもこれも、俺のことだ。俺がヒモになって、同棲したけど、結婚できなくて逃げた。だから掲示板に書かれていると。
( ・▽・)・・・・引く。ドン引きする。ねえ?!ちょっと!笑えないよ?!私さ、過去にも初対面のひとに『打ち明けさせてください』って、患者さんからもさ
あのさぁ?!私、シスターじゃないのよ。え?こういうこと初めてじゃないから、慣れているけど、ここまでくると、私、『宗教』の長になれるのかなっておもってしまう。患者さんから拝まれたことあるし。
で、いつか辞めたい、このボーダーラインギリギリの生活を辞めたいけど、辞められなかったと。
『お前は逃がしてやる』と言われた。あの
逃がすもなにも、どういう事なんだろうか。あー、私からお金取れない、漫画喫茶連れ込んでナニデキナイし、なんか見ていると良心が痛むってこと?
そうかもね?なんか私をいじめた子達も、嫌がらせしたママ友達もなんか凄い結末迎えていて、私、なにもしていないけど。本当になにもしてない。ただ堂々と、突っぱねただけなの。
『悪意』をね。突っぱねるの
『宅配便』と同じでさ、悪意は突き返すと持ち主に帰るのよ。受け取らなきゃ『返送』されるのよ。
『悪いと思うならヒモ辞めるの?』
その私の問いかけに
『俺、もう掲示板に書かれないよ。だからこの掲示板見ていてくれないか。ごめん、ちゃんと婚活しているのをこういうことして来て。妹にそっくりのお前みて、やっと自分のしてきたこと自覚した』と。
妹さんに似てるの?わたしが?
この感じだと容姿とかじゃなくて
『無垢に目の前の人を信じて話すところ』だろうな。疑ってませんって感じで話しかけていたのが、自分が騙されるのを避けられたのかもしれない。
そしてヒモだというのに
私に『1万円』渡してくれた。
貰えないと突き返したんだけど
『話を聴いてくれたお礼』だって。懺悔を聴いて1万円か。もはやバイト·····聴いただけで1歩間違えば結婚詐欺になるようなことをしている気がしたけど。
その人に伝えたい。
『私ね、友達の付き添いで婚活パーティー行っていて、あなたの事も話しやすかったから書いただけだよ』って教えたかったんだけど、なんかもう言い出せなかった。
救われたんだろうか。
私はその後半年間、掲示板を見続けたよ。律儀に。もう、書かれてなかった。ただね?
婚活パーティー会場を変えたんじゃなればね?!
って意地悪書きたくなるけど、改心、したのかな。わからない。ただ、ただ、謎な経験だから。創作じゃなくて実話だから、事実は小説よりも奇なり。
信じるか信じないかはあなた次第です。ことねぇ都市伝説。
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