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食との出会いはウルルンだった

食に興味を持ったのは、4歳か5歳のとき。
家族で夕ご飯を食べながら見ていた「世界ウルルン滞在記」がきっかけだ。

「世界ウルルン滞在記」とは、TBS系列で2008年まで放送されていた世界を旅するドキュメンタリー番組だ。
タレントや俳優が世界各地にホームステイをし、現地の家族と同じように生活をする。
当時、大人気な番組だった。

我が家では、テレビを見ながら食事を楽しむのが日常。
その日も、いつも通りテレビを見ながら夕ご飯を食べていた。

しかし、今日は違った。
テレビに目を移した瞬間、当時の私にはあまりにも衝撃的な映像が目の前に映し出されていた。

外国人がフォークやスプーンを使わずに、手でご飯を食べていたのだ…!

「え、ご飯って、手で食べてもいいの?」
一瞬、思考が停止した。

4歳〜5歳の記憶って、そんなに覚えていないのになぜかこれだけは鮮明に覚えている。

それから、私はテレビに釘付けになり、スプーンをテーブルの上に置いた。
そして、ついに目の前にある白米を手で掴んだ。

この時点でまだ両親にバレていない。
スリル感を感じながら、まずは手で感触を楽しむ。

テレビに映っていたインド人らしき人が、米とカレーのようなものをこねていたので、私も見よう見まねでコネコネ。
コネコネするんだけど、なかなか食べなかった。
幼いながらにも、こんなことしていいの?という罪悪感があったんだと思う。

そうしているうちに、両親に見つかってしまう。
「ちょっと、なにやってるの〜!ちゃんとスプーンで食べなさい!」
渋々、スプーンに持ち替えて食べたけれど、両親の目を盗んで手で食べてみたりもした。

それ以降、「世界ウルルン滞在記」はだいすきな番組の一つとなった。
いろんな食べ方があるということ、見たことのない料理を見れるのが楽しみで仕方なかった。

これが、人生で初めて食に興味を持ったきっかけであり、出会いだった。
なんとも好奇心旺盛でユニークな子どもだったな〜。
これを書いている時点で、大人になった今もかなり変わってるんだけどね。
あ〜、またウルルン見たいな〜。


こんな感じで、今後も私の食エピソードを書いていきますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

初投稿の記事にスキをくださったみなさん、
読んでいただき、ありがとうございます!
スキが1つ来るだけでも感謝!と思っていたのに、20もついていてビックリ。

これからもゆる〜く、よろしくお願いします。

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