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幼児からの英才教育について

 先日、幼児塾の補助の仕事をした。
そこで目にしたものは某付属小学校に入る為の試験の練習を強制されている子供達だった。

 もともと才能逓減の法則は唱えられており、少し古い論文であるがかなりわかりやすく早期教育について述べられているものもある。
(参考: :https://www2.gsis.kumamotou.ac.jp/study/soturon/98h/sumo.pdf
有名な塾(?)の例だと七○式、公○式などが挙げられるだろう。

(引用:https://www.shichida.co.jp/about/personality)

 しかし、これらのことは「子どもの権利条約」の子どもの意見の尊重を無視してはいないだろうか。何よりも私が実際に幼児が先生に指導(注意)されているのを目にして非常に心が痛むのを感じた。私自身子どものとき幼稚園でのびのびと過ごしていたというのも影響されていると思うのだが、善悪の判断のつかない子どもに自由を奪うのは果たして間違っていないといえるのだろうか。

 また、「早期教育の光と影」といった論文もある。
(参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/arepj/59/0/59_253/_pdf/-char/ja
ここでは大雑把にまとめると幼児の際から厳しく躾けるよりも子どもに自発的に学ばせるといった方がよいことを示唆している。

 あまり嬉しくはなさそうな子ども達の顔や、退屈そうな顔を見た時に感じた私の感情は間違いでないと信じたい。やはり、肝要なのは子どもの自発性(自由)を重んじ、好きなものに打ち込む(努力をする)ことでありたいものだ。

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