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竜巻注意報ではない

発達した積乱雲が近づいてくる時に発表される「竜巻注意情報」ですが、相変わらず竜巻注意報や竜巻警報という人が多いですね。あれだけ言われているのに周知されないのですから、気象関係者も頭を抱えているでしょう。

そもそも竜巻注意情報とは何なのか、そこから説明します。*竜巻注意情報は、積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバーストなどの激しい突風(以下「竜巻等」)に対して注意を呼びかける情報で、雷注意報を補足する情報として発表します(*気象庁ホームページから引用)。つまり、注意報や警報の類ではなく、突風発生のおそれがある時に、雷注意報に付け加えるかたちで発表される情報なんです。

言い間違いをしている人のほとんどは思い込みによるものだと思いますが、裏を返せば気象情報が氾濫する現代、自ら情報収集しなくてもSNSを開けば勝手に情報が入ってくることが大きいと思います。例えば自分がフォローしている有名人が、竜巻注意報が発表されましたと発信すると、フォローワーも間違ったまま拡散してしまいます。その繰り返しで間違った情報が刷り込まれてしまうのでしょうね。

ただし、間違いは恥ずかしいことではないので、そこで学習して正しい知識を身に付ければいいだけのことです。私もこれまで間違った知識で何度も恥ずかしい思いをしてきました。いくつになっても学びは大事です。

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