夢と現のあわい ― 或いは太古の虫の羽根
見た夢を寝起きにまだ覚えているときには夢日記というのをnoteでつけているのですが、勤めが休みのきょうは不覚にも昼近くまで二度寝してしまい、一度目に起きたときに覚えていた夢は残念ながらすうっと記憶の彼方にとけて行きました。
きょうは夢日記に代えて、ひとつ或る思い出話でもみなさまに読んでいただこうと筆を執っている次第です。
あれは中学校のころでした。
生来、運動音痴の私は、小中と(そして高校も)ずっと文化部に所属しておりました。中学生のころは科学部というのにいて、理科室で