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2022.9.22 大隈塾コミュニティ第2期OPEN:クルミドコーヒー影山知明さん登壇✨

大隈塾コミュニティは9月から2期目に突入しました!

皆さんと楽しく学び合うことができて、運営一同とてもうれしいです。ありがとうございます。

22日には、クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店店主影山知明さんをお迎えし、第1回目の講義を開きました。

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「ゆっくり、いそぐ社会をつくるには」をテーマに、影山さんの座右の銘である「ゆっくり、いそげ:Festina lente (フェスティナ・レンテ)」を体現する組織や経済の在り方を考えました。

「スライドは使わない、言葉に魂が宿らないから」と、スライドも原稿も無しの語り中心のスタイルで講義を進めていただきました。

2008年にクルミドコーヒーが開店してから3年後、影山さんのお店が▲(リザルトパラダイム)から▼(プロセスパラダイム)へと方向転換を試みたお話からスタート。

▲(リザルトパラダイム)はあらかじめ用意された設計図(事業計画や売り上げ目標)をもとに、最短距離で、最小のコストで成果を生み出そうとする生産方式です。

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ところが、影山さんのお店は3年目から事業計画と売り上げ目標を手放します。

目標に向けてメンバーを型にはめるのではなく、一人一人が本来持っている能力や意思を尊重し、最大限伸ばしていく▼(プロセスパラダイム)にシフトしたのです。

▲は頂点(目標)に向かって人を型にはめていく様子を現し、▼は植物が根っこから伸びて枝を四方八方に伸ばしていく様子に喩えられます。

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この転換を行った結果、クルミドコーヒーは売り上げが伸びはじめました。

売り上げは結果としての変化であり、大事なのは▲から▼に変わったことで、それまで目的のために捨てられた偶然のアイデアや出会いが、大事にされるようになったのが本質にあると影山さんは指摘します。

植物のように伸び伸びと成長を続けたクルミドコーヒーは、2013年に食べログで全国1位のお店に選ばれるほどに。

中央線で乗り降り数が最下位クラスの西国分寺で、全国1位のカフェを実現させたのでした。

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影山さんのお話に、講義中からチャット欄にはコメントが溢れ、講義後の対話の時間では、たくさんの質問や感想が飛び交いました。

▲の原理がはたらく組織で、数値目標を求められている参加者さんにとって、とても新鮮に感じられたのではないかと思います。

▼のように「一人一人が大切にされる、可能性を広げる場」は、大隈塾コミュニティが掲げているミッションでもあります。

大隈塾にいる人たちが、互いに支援し学び合うことで、互いのやりたいことを実現していき、結果として社会をよくするきっかけを生み出せたらと、この講義を通して思いました。

3連休前の心躍る時間帯に、80名ちかい参加者の方にお越しいただき、とてもうれしかったです。

2期目の大隈塾も、どうぞよろしくお願いいたします!


たなしょー

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右から影山さん、配信を担当していただいたクルミドスタッフの鈴木さん、たなしょー。



◆影山さん書籍

『ゆっくり、いそげ』
https://www.amazon.co.jp/dp/4479794700

『続・ゆっくり、いそげ』
https://www.kurumed-publishing.jp/books/10


◆大隈塾対面企画

11月5日には、早稲田でイベントを開催します。

0921秋元さんイベント_告知チラシ_アートボード 1

詳細・参加お手続きはこちらからお願いいたします。

https://forms.gle/ABQviefzhZvsjo3Q7

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