投資の教科書1
まず初めに
投資をするためにまず何から勉強をすればよいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。チャートの分析、財務諸表の読み方、割安割高を判断するための数字の導き方、信用取引、オプション取引などなど。
これらは確かに投資を有利に進めていくためには必要な要素でありますが、中級者から上級者向けの分析方法です。
これらのものよりも、まず一番最初に学ばなければいけないものがございます。それは「ファンダメンタルズ分析」と呼ばれるもので、投資においてはこれこそが勝因の8割を占めるといっても過言ではございません。
私たちは日々投資家向けに個別銘柄等の情報提供を行っていますが、彼らが投資判断をする最も大切な基準は、ファンダメンタルズ分析であるのではないかと感じています。
ファンダメンタルズ分析とは
ファンダメンタルズ分析と聞いて、アレルギー反応を起こした方も多いと思思いますが安心してください。大変シンプルかつすぐにできるようになるようなものです。
この分析方法は、企業の事業概要、ニュース、経済と相場の状況を基にどのようなストーリーで企業の株価が上がるのかの理由付けをしていくものです。
つまり
「ファンダメンタルズ分析=企業の成長ストーリーの作成」
ということができます。
例)コロナが流行する。
↓
人が家の中で過ごす時間が多くなる。
↓
ネットを使って生活をすることが多くなる。
↓
ネットフリックスでの動画視聴をする人が多くなる。
↓
ネットフリックスの業績が良くなると予想をされる。
↓
ネットフリックスの株価が上がるだろう
上記の例がファンダメンタルズ分析の一例です。
実際にネットフリックスの株価はコロナが始まった2020年から2022年にかけて株価を2倍になっています。
つまり株価上昇の理由を因果関係で結びつけていき、ストーリーをつくるだけでも十分に「上がる株」を見つけることは可能なのです。
しかし「投資」という言葉を聞くとついついチャート分析のような難しいことを考えてしまいがちであり、このファンダメンタルズ分析をおざなりにしてしまうせいで、よくわからない銘柄に投資をしてしまったり、短期的な利益だけを求めて、回数を重ねるごとに負けの回数が増えてしまうというような例が多発してしまっているのです。
だからこそ基本が大切です。まずはファンダメンタルズ分析ができるようになることが「勝てる投資」への一番の近道です。
これからの記事でファンダメンタルズ分析をどのように行っていくかをお伝えいたします。
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