#40 (公財)かながわ生き活き市民基金にインタビューしたら、地域の活動を支える温かい活動が見えた。
子ども食堂や地域の支援団体を応援し、地域の素敵な活動を紹介する番組、(株)StockBaseプレゼンツ「集まれ！地域ヒーローズ！」。
第42回放送では地域の支援団体への助成事業などを行う、公益財団法人かながわ生き活き市民基金にヒーローインタビューを行いました。
【本日のゲスト：公益財団法人かながわ生き活き市民基金】
公式HP：https://www.lively-fund.sakura.ne.jp
活動内容を教えてください。
かながわ生き活き市民基金は、ひとりでは支えきれない地域社会の課題の解決を、お互い様から始め、さらに相互扶助に留めず、人・団体・活動を、お金や情報の循環でつなぎ、市民が持つ知恵・労力・いくばくかのお金などの社会資源を拠出しあい、市民が共に力を合わせ、自立した「地域市民社会」を目指し活動しています。
かながわ生き活き市民基金では、主に次の4つの事業を行っています。
① 助成事業 （福祉たすけあい基金、エラベル）
②研修・セミナー事業 （フォーラム開催、報告書発行）
③相談・助言事業 （業務受託、遺贈・生前寄付相談）
④広報事業
活動を始めたきっかけを教えてください。
食糧・環境・福祉の分野での問題解決を、市民参加で進めてきた生活クラブ生活協同組合は、90年代初頭から、市民が時間・知恵・労力・いくばくかのお金を出し合って当事者となる参加型福祉運動を実践してきました。
その担い手は主にワーカーズ・コレクティブという働き方を行う女性たちでした。
1990年当時、これら女性たちの意思ある社会貢献事業に資金を貸す金融機関は無いため、自前の財源による市民バンクをつくり1998年から市民事業への融資を始めました。
生活クラブ生協は、2003年に組合員に呼びかけ、福祉たすけあいに関わる市民の福祉活動・非営利の市民事業の基盤造成・活動支援を行うための組織「生活クラブ福祉たすけあい基金」を設立しました。
「生活クラブ福祉たすけあい基金」の10年間の助成活動の実践を経て、2013年にこの事業を地域社会の中に押し出し、「公益財団かながわ生き活き市民基金」を設立しました。
活動を始めてうれしかったこと・良かったことを教えてください。
活動のメインである福祉たすけあい基金に賛同して、1万人以上の方や団体から寄付をいただき、11年間で266団体へ約8000万円助成を行うことができたこと。
また、コロナ禍での市民団体への支援を540団体に行うことができたこと。
そして、何よりも助成した団体が地域の中で活躍していること。
活動を始めて大変だったことを教えてください。
コミュニティ財団ですので、寄付を集めて団体へ助成することが最大のミッションですが、団体への支援は助成というお金以外にも情報やノウハウの提供、相談、地域ネットワークづくりなど多岐にわたる支援があります。
そのためには、団体とのコミュニケーションや情報の提供や収集などを常に行っていくことなどがあります。
現在団体が必要としている支援があれば教えてください。
私たちの活動に賛同いただき、より大勢の市民や団体から寄付をいただくことです。
団体の活動を続けていくために地域住民ができる支援があれば教えてください。
活動に賛同し寄付していただくことも大事ですが、地域にある非営利活動を行ている市民団体に目を向けていただき、運営やボランティア活動など自分にできる支援活動に参加していただくことが大切だと思います。
団体の今後の展望を教えてください。
助成活動だけではなく、組織強化、広報力強化、ファンドレイジングなど、地域のコアになる団体づくりの支援などを行っていきたいです。
また、助成団体への伴走支援にも力を入れていきたいです。
当財団は、フードバンクかながわと連携して活動しています。
また、当財団からも子ども食堂、フードバンク、フードパントリーなどを行う団体へも多くの助成を行っています。
今後も、ともに連携して、地域の課題解決に取り組んでいきたい。
番組情報
(株)StockBase プレゼンツ「集まれ！地域ヒーローズ！」では今後も地域の支援団体の皆さんをお招きし、その活動を応援してまいります！
毎週金曜12 時は金沢シーサイドFM にてお会いしましょう。
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