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#32 SC相模原・宮城国彦さんにインタビューしたら、「このゆびとまれ!」からつながる輪が見えた。

子ども食堂や地域の支援団体を応援し、地域の素敵な活動を紹介する番組、(株)StockBaseプレゼンツ「集まれ!地域ヒーローズ!」。

第34回放送ではフードドライブを運営する SC相模原 株式会社スポーツクラブ相模原 宮城国彦さん にヒーローインタビューを行いました。



【本日のゲスト:SC相模原 株式会社スポーツクラブ相模原 宮城国彦さん】
公式HP:

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活動内容を教えてください。

フードドライブを行っています。

活動を始めたきっかけを教えてください。

Jリーグとホームタウン活動

SC相模原はサッカーJリーグクラブです。

31年前にJリーグが発足して以来、Jリーグクラブは、「ホームタウン活動」として、サッカー教室は勿論のこと、選手による学校での出前授業や地域のイベント参加のほかに、社会貢献活動を継続して実施してます。

2023年は、Jリーグ全60クラブで、30,614回もの活動を行っているんです。

ホームタウン活動を通して地域の皆さんとやり取りをしている中で、2~3年前に相模原市社会福祉協議会さんから、「子ども食堂関係団体情報交換会」にSC相模原さんも来てみませんか?とお誘いを受けて、参加させていただいたんです。

社会貢献に取り組む「地域ヒーローズ」との出会い

「子ども食堂」を運営している方、フードドライブの取り組みをしている方、様々な方と個別につながることが出来ました。

団体ごとにそれぞれの考えや活動方針があって、それぞれの環境、境遇があって、悩みがあって、というのを座談会形式で、団体それぞれがお話されているのを聞いて、子ども食堂って団体の数だけ様々でそれぞれなんだな...と多くの学びになりました。一つとして同じ団体はないのか...と。

そんななかで、「『ヨコ連携』『情報の共有』の必要性」を熱く訴える方が居たんです。その方の活動場所っていうのが、私の実家のある団地で。そりゃぁ終わったら声を掛けちゃいますよね。「何もわからん素人なんですけど、何か一緒にできることとかありませんかね?」って。

その方が「さがみはら子どもの居場所サミット」実行委員長の佐竹さんなんです。そこから、メダカの食堂の鈴木夫妻とか、先週来週と出演される皆さまとつながることが出来ました。

で、いまいろいろなご縁でワタクシここでマイクの前でお話させていただいてますw

そちらの話は、仲間の皆さまにお任せして、今日は「フードドライブ」の話ですね。

交換会でつながった、相模原市でフードドライブ活動を行っている「フードコミュニティ」の中臺さんにも「サッカーの人間なんですが、ファン・サポーターから食べ物を集めたとしたら、それをフードコミュニティさんで受け取ってもらえますかね?」って声をかけていたんです。

我々のホームゲーム、相模原で開催する試合の時に、ファン・サポーターの皆さまに色々食べ物を持ってきて頂いて寄付するフードドライブの取り組みがしたい!と。

SC相模原は、マリノスや横浜FCに比べたら規模の小さなクラブなので、それくらいならば微力ながら、新たなホームタウン活動として、社会連携の活動として、ファンサポーターを巻き込んで取り組めるかな?と考えたんです。

活動を始めてうれしかったこと・良かったことを教えてください。

はじめは数点だったのが、今では1試合で折り畳みコンテナ2箱パンパン、50点くらい集まるようになりました。
2000人くらいの来場者の試合でその数集まるって、凄いんです。

対戦相手であるアウェーのサポーターが地方の名産を持ってきてくださったりもします。

「協力してくれた人は選手カード貰えるみたいな工夫すると、もっと協力してくれるんじゃないかな?」なんて、ファン・サポーターの皆さんが前向きなアイデアを出してくれて、それは即採用しました。

口コミで、カード目当てに協力してくれる方がまた増えていって...といった感じで、一緒に取り組みながら、アイデア出し合いながら輪を広げています。

ある日中臺さんから、集まった食材を必要としている方にお渡ししている「お渡し会」に来ませんか?とお誘いいただいて。

こういう風に人の手に届いているんだというのを目にすることが出来て、フードドライブの意義みたいなものをより深く感じることが出来ました。

企業からケース単位で寄付されたものは、来場された全員にもれなく行き渡るんですよね。

ところが、ボクらの集めたものって、単品単品なんで、お渡し会のコーナーの一番最後のところに「おひとり様2個まで、お好きなものをお持ちください!」って陳列されていたんです。

そのなかのお菓子コーナーで、小さなきょうだいがどのお菓子を持ち帰ろうか、5分くらいずーっと悩んでいるわけです。

キャラクターのチョコレートなのか、ヒーローのウエハースなのか。 「あ!このお菓子って...!!!!」うちのホームゲームの試合で届けられたお菓子だったんですよ。

「あの時持ってきてくださったお菓子なんですけど、実は...」って、次の試合でファン・サポーターの皆さんにお話したら、それ以降、うちのフードドライブは、缶詰やパスタみたいな保存食よりも、お菓子がいっぱい集まるフードドライブになりました(笑)

そうやって、顔は見えていないけれども、顔を想像して協力してくださる方々を巻き込めて一緒に取り組めているのはうれしいことで
す。

年末にはお渡し会にガミティっていうクラブのマスコットにサンタのコスプレをさせて連れて行きお子さまに喜んでもらったりもしています。 

活動を始めて大変だったことを教えてください。

他の団体の皆さんと違って、おいしいところどりで活動しているので、大変だなんて無いです。

現在団体が必要としている支援があれば教えてください。

フードコミュニティさんのフードドライブ活動は、相模原市との協働事業として認定されており、補助金を、食品の保管をする部屋の費用や、食材の運搬の燃料費に充てて活動されていたんです。

ただ、その事業認定期間が満期で終了になってしまった。

「いろいろと困る部分が出てくるんだよ...」とフードコミュニティさんが困っていて。。

SC相模原のSC相模原のとある協賛企業の1社に、そういう課題をお持ちの方がいるんです、、、とご相談させていただいたら、力を貸してくださるくださることになったんです!

誰かが挙げたこの指とまれに、出来ることがある方が無理なく細く長く続くような形で加わっていけるといいですよね。

具体的ではないのですが、そういう支援をともにできる仲間が増えるといいですよね。

団体の活動を続けていくために地域住民ができる支援を教えてください。

「続けていくこと」こそが一番難しいことだと思います。

大きくド派手なことを1回だけやるよりも、地味でも細く長く続けることのほうが、はるかに難しいことなのではなかろうかと、いろいろな場面で感じます。

だから、間があいてもいい、頻度が低くてもいいから、都度都度「気にかける」ということが、一番簡単でやりやすくて、でも大切な支援なのではないかと思います。

「気にかけてもらえる」ことはうれしいことですよね。

だから、「かつて一度関わったことのあるあの団体・取り組み・あの人、今どうなっているかな?」って皆さん久しぶりに検索してみましょう

それがきっかけで、ラジオの前の皆さんが、再び、どこかのあの活動の支援をするきっかけにしてほしいなと。

団体の今後の展望を教えてください。

サッカーJリーグでは、「Jリーグ“が”」活動をするのではなくて、「Jリーグ”を使って”」ともに何かしましょう!という考えのもと、それぞれのクラブの地域社会の皆さんと連携して、社会連携して多くの活動をしています。

「シャレン!」っていう合言葉です。一緒に社会課題に取り組むんだけど、「このゆびとまれ!」ってやっています。

SC相模原でも、「ジモトアイプロジェクト」と銘打って、子どもの居場所の活動の他にも、教育・ウェルビーイング、環境・脱炭素の取り組みを推進しているんです。

今後も、ファン・サポーターを皮切りに、地域の方々、市民の皆さんを背伸びすることなく巻き込んでいく地域課題に対する取り組みを継続していきたいと思います!



番組情報

(株)StockBase プレゼンツ「集まれ!地域ヒーローズ!」では今後も地域の支援団体の皆さんをお招きし、その活動を応援してまいります!

毎週金曜12 時は金沢シーサイドFM にてお会いしましょう。

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