スタートレックのすゝめ 1
上のサムネイルを見て「うわッ古そうな作品は無理!!!」と
思ったあなたにこそ読んで欲しい!
スタートレックについての布教記事その1。
スタートレックとは?
スタートレックとは、1966年からスタートしたアメリカのSFドラマで、2019年現在も最新作が放映中である。(つまりイマもバリバリ現役のドラマ)
…とはいっても53年間(!)ずーーーーっとやっている訳ではなく、何年かおきにシリーズが製作されており、放映時期を簡単にまとると
・宇宙大作戦(通称TOS) 1966 - 1969
・新スタートレック(通称TNG) 1987 - 1994
・スタートレック ディープ・スペース・ナイン(通称DS9) 1993 - 1999
・スタートレック ヴォイジャー(通称VOY) 1995 - 2001
・スタートレック エンタープライズ(通称ENT) 2001 - 2005
・スタートレック ディスカバリー(通称DSC)2017 - 現在
以上六作品からなる。ちなみにシリーズ累計730話ある。
(Netflixで全話見られるよ!)
どれから見ていいかよく分からない?
どの作品から見始めたらよいか、という話はスターウォーズに於けるEp4から見るべきかEp1から見るべきか問題に通ずる所があるが、主観が入ってしまうと、泥沼のトレッキー(スタートレックファンのこと)論争が始まってしまうので、ここではなるべく事実だけを述べたい。
1. 製作された順で見ていくと、話がすんなりと入ってきやすい
スタートレックの始まりは1966年の宇宙大作戦であるが、当初はここまで長期化・商業化の進むコンテンツとして製作した訳ではないので、エピソード数と比例して設定が増えていく。また、共通して登場する人物はほぼ居ないが、過去シリーズの登場人物名や宇宙人種族名が「皆さんご存じ」のテンションで登場するので、古い順から見ると話がスムーズに入ってきやすい。
2. 映像は圧倒的に「宇宙大作戦」が古い
では「宇宙大作戦」から見始めようかな…という方にとっての第一の関門が映像の古さである。なにせアメリカで「宇宙大作戦」が始まったのと、日本では「ウルトラマン」が始まったのがほぼ同時期であるため、言わばウルトラマンを勧める時に「初代から見てくれ。ハヤタ隊員から。」と言うくらいのハードルの高さなのだ。ただ、スタートレックの本質は映像美ではなく、宇宙に於ける人間模様と展開を楽しむところにあるから、映像の古さは関係ない。(と言いたい。)
3. 人気が高いのは「新スタートレック」である。
スタートレックが2019年現在も新作が発表され、製作されているのは本シリーズの成功によるところが大きい。艦長のジャン=リュック・ピカードには名優パトリック・スチュワートを起用している他、準レギュラーにウーピー・ゴールドバーグがいる等、俳優陣が並外れて豪華である。また、その人気からフィルムからビデオテープ化した後にCGを施していたにも関わらずHDリマスター化される(莫大な費用がかかった)等、「スタートレックと言えば新スタートレック」という人も少なくない。
じゃあ最新作から見始めるのは?
最新作の「スタートレック ディスカバリー」はNetflixオリジナルドラマだし、映像キレイそうだし!という点ではハードルは低いかもしれないが、上記シリーズ達を見ていないと話が理解できない。全くスタートレックを知らない人に「ディスカバリー」を見せたら1話で限界だろう。
確かに、730話あるよって言われると尻込みするかもしれないが、私は大学生の時にスタートレックを見始め、かれこれ四年ほどずーーーーーっと飽きずに見続けているし、730話もあると、100話くらい前のエピソードがもう新鮮な気持ちで見られる。お得だ。
毎日1話見れば丁度二年で終わるとも言えよう。
次回からは各シリーズの紹介をしてゆく。
ちなみに…
iPhoneだとiOS 8.3から追加されたこの絵文字は、Vulcan Salute(バルカン人の挨拶)といって、スタートレックでも随一の人気を誇るキャラクター・スポックの種族であるバルカン人の挨拶を絵文字化したものである。
右手を図のように開きながら「Live Long And Prosper」と言うのがバルカン式挨拶。日本語では「長寿と繁栄を」と言いながらハンドサイン。
初代スタートレックこと宇宙大作戦では、この挨拶が割と多めに登場するほか、それ以降のシリーズではバルカン人の登場人物に於ける「キメ台詞」的存在となっている。
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