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スタメンの社内ラジオ&テレビ #13 〜台本・WEBサービス・一部音声を公開します〜

こんにちは!スタメンHR戦略部、広報の森田です。

「人と組織」を大事にしているスタメンでは、2020年7月から現在に至るまで、毎週社内ラジオを配信しています。

番組やパーソナリティを変えながら様々な形で1年以上継続していて、私自身、広報として社内ラジオ&テレビを約1年配信してきました。試行錯誤を繰り返し、ある程度のノウハウも溜まってきたので、これから「社内ラジオを検討したいな」と考えている広報や人事の方にお読みいただけたらと思いnoteにて公開します!

少しでも何かの参考になったら幸いです。


そもそも社内ラジオって?

コロナでリモートワークが進み、社内のコミュニケーション不足が問題になっている昨今、広報や人事の間で注目されているのが、「社内ラジオ」

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リモートワーク下では、新しく入社したメンバーが会社に馴染みにくかったり、他部署のメンバーとの接点が持ちづらくなったり、オフィスで「雑談」や「立ち話」をする機会が減少したり、様々な弊害もあります。

そんな中、会社を知ることができて、息抜きとして好きな時間に聞くことができる社内ラジオが「声で伝える社内報」として関心を集めているのです。

<社内ラジオの効果>
・ エンゲージメント・一体感の醸成
・ インナーコミュニケーションの強化
・ 企業カルチャーの醸成・浸透

<社内ラジオのメリット>
・ 声で届けられるメディアなので、話し手の人柄や温度感が伝わりやすい
・アットホームな空気感を作れる
・会社の情報をタイムリーに届けられる

私自身が感じてる社内ラジオの魅力は、「一緒におしゃべりしている感覚で楽しく情報を聞けること」だと感じています。会社で起きていることを知ったり、新しく入ったメンバーを身近に感じたり、ほかの部署に関心を持ったり、楽しみながら会社や人を知れるのが最大のメリットだと感じています。


ラジオを始める前のステップ

社内ラジオの良さをお伝えしましたが、「やってみたいけど、どう始めたらいいのかわからない!」という方も多いと思います。どんな手順で進めたら良いのか、簡単にお伝えします。

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1. 目的を明確にする

・ 何のためにやるのか?

・ラジオで何を伝えていくのか?

・KPIは?



スタメンで、ラジオを実施する目的は「エンゲージメントの醸成」です。

KPIや数値目標を細かく設定する会社もあると思いますが、私たちは下記をテーマとして、「メンバーに喜んでもらえる番組をつくること」をKPIとしました。個人的には最初っからガチガチの数値目標やKPIを設定しない方が良いと思っています。

・聞いた後、今週も仕事頑張ろう!って思ってもらえるような番組にする
・リモートワークから生じてしまうメンバーの孤立感や寂しさを緩和したい
・埋もれてしまう社内のことを伝えたり、旬で生きた情報を届けること

目的をもとに、放送日時と回数、尺などを決めます
。スタメンの場合は、毎週火曜日9:30(始業時刻)に配信し、番組は15分以内としました
。
また、「なぜ社内ラジオを始めるのか」思いと目的を社内の全メンバーにも共有しました。そうすることで応援してくれる人、ファンになってくれる人が増えました。


2. パーソナリティと番組名、コーナーを決める
当時、同じ部署だった清家くんと私の2名でパーソナリティを務めました
。私が構成で、清家くんが編集というチームワークで、「こんなコーナーあったらいいね」と2人で企画会議して、
開始する前から10コーナーほど案を考えました。


会社のオフィシャルラジオなので、ただ盛り上がれば良いというわけではないため、コーナーを考える際もそのコーナーで何を伝えたいのか、すり合わせを大事にしました

。

<コーナーで設定した裏テーマ>

・メンバーの隠れた良さや思いを引き出したい

・見えにくい仕事や頑張りや取り組みを広めたい

・活躍しているチームやPJの成功事例やコツを聞き出したい

・支社メンバーのことや支社で起きたことを届けたい

・雑談などのきっかけとしてほしい  
・わかっているようでわかっていなかったチームやメンバーの業務内容を理解できるように
したい 


3. 台本や構成を決める

コーナーが決まったら、大まかな流れを決めて、台本に落とし込んでおくと安心です。スタメンの台本フォーマットをUPします
。自由にブラッシュアップしてお使いください。

ラジオを届ける上で大事なこと

「とりあえずつくろう!」の精神で配信した初回のラジオでしたが、社内からは想像を超える大反響がありました。OAを数回、重ねる上でわかってきたことが下記です。

・流れは作るけど、セリフ化しない

ノリやテンポが大事
。ガチガチに台本を組んでしまうと、棒読みのセリフになってしまうので、
大体の大まかな流れを台本化し、トークの部分はあくまでもナチュラルに話すこと

・パーソナリティやゲストのキャラや空気感を大事に
愛される番組であるためまずはパーソナリティである自分たちが楽しむことが重要

声で伝えるラジオは、パーソナリティ同士の信頼関係がそのまま番組の空気として伝わります。パーソナリティもちろん、ゲストで出てくれるメンバーのキャラを活かし、会社のカルチャーがそのまま伝わるような番組にしました。一部、オープニングトーク公開します。

・主役はメンバー(リスナー)
どんどん社員を巻き込んでいき、参加型にする
配信にアンケートフォームを付けて、テーマについてのエピソードを投稿してもらったり、リスナーからの声をラジオで伝えたり、番組でやってほしいことなどを募集しました。ゲストで新メンバーを呼んだり、社員参加型にするのがコツだと思います。
スタメンでは、番組にハガキ(アンケート)が紹介された方、出演していただいた方にオリジナルステッカーをプレセントしていました。

・マンネリ防止
飽きさせない仕組みとして、公開生放送を実施しました
緊急事態宣言が出て全社フルリモートになった際は、社内ラジオを社内テレビに切り替えて、お昼にZoom中継し、アーカイブして配信もしました。
長くやっていくと、必ずマンネリが起こるので、パーソナリティを変えたり、番組自体をリニューアルしています
現在は、役員自らがパーソナリティとなり、毎週配信してくれています

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・旬なコンテンツをMIX
社内施策やイベント、社内で起きている出来事など、旬なものをすぐに取り上げていくこと。また、コンテンツ同士を掛け合わせ、相乗効果で双方を盛り上げていくこともできます

スタメンで実施していたコンテンツ(一例)
・内定者を紹介する「Next NewStarMember」
・新しい入社メンバーを紹介する「Hello! NewStarMember」
・社内で起きたことを面白おかしく紹介する「週刊実話」
・事業の機能リリースなどをPdMに詳しくきく「リリース予報」
・お悩み相談コーナー「スナック明日香」
・川柳を募集して発表する「スタメン川柳」
・社内の実証したい説を募集して紹介する「スタメンみんなの説」


配信に必要なもの

始めるにあたって何を揃えたらいいの?と思う方も多いと思います。

何も特別な機材を揃えずにスモールスタートができるのも社内ラジオの特徴です。ラジオ始めた当初は、iphoneのボイスメモで収録して、Macのソフトウェアで編集していました。

今は、マイクを下記にアップデートして配信しています。配信は自社開発サービスであるTUNAGでmp3データとしてアップロードしています。

・編集:GarageBand(無料:Mac)もしくは Adobe Audition(有料)
・マイク:SURE MV7 もしくはYVC-300(複数人で収録の場合)
・配信メディア:TUNAG(社内SNS)

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社内ラジオやテレビは「ハードルが高い」と思われるかもしれないですが、エンゲージメントを醸成するとても面白い社内施策だと思います。

ラジオやテレビをやってみたいという方にとって、少しでもご参考になれば幸いです。「詳細が聞きたい!」という方がいたら、気軽にコメントにてお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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