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小さいヘアクリップ

今日ふと家の中で、ヘアゴムたちと一緒にまとめられてた小さいヘアクリップをみて思い出した。


そのヘアクリップは、私がインドにいたときに購入したものだった。



小さな女の子が、歩いている私に話しかける。


「दीदी 」

「お姉ちゃん」


裸足の女の子が、私にこの言葉と共にダンボールに挟んである沢山のヘアクリップやヘアゴムを差し出して「買って、買って」とおねだりをする


私は20ルピー(約45円)を払って、緑色のクリップを女の子から購入した。


満面の笑みでヒンディー語で私に話しかける姿が忘れらない。

お金ではない違うものを報酬として与えられないかと悶々としていた。

お金だと薬物に使う子どもや仲介者に取られてしまう場合もあるからだ。

インドに初めて来た時、そんな小さな子たちが沢山いて衝撃的だった。

インドにいた時は、そこで生活をして普通に過ごしていた。

小さな子供たちが、必死でねだりお金を稼いでいる姿を見ても冷たくあしらうだけになってしまっていたこともあった。

当たり前じゃないのに、当たり前になっていた。

インドで大学に通える子たちは、家が裕福なことも多く、子供が走り回りお金を稼いでいる

それが普通の世界


日本でも家計の年収や親の職業によって、子どもの成績や進学率は関係すると言われている。


インドの場合は、もっと明らかだ。

英語の教育から始まり、学歴競争だ。

政府機関に就職できれば安定も見越したもの。

自分のやりたいこと<競争社会を生き抜くこと

この軸で大学・大学院・就職先を決める。


小さなこのヘアクリップは、私の忘れてはいけない思いを呼び起こしてくれました。

ヘアクリップを売ってくれた彼女はきっと、今

海を越えて日本にそれがあるなんて思ってもみないはず。

私は、

すべての子供たちが学べる環境・やりたいことを遂行できる社会を作りたい。

このヘアクリップが、私の想いを強く思い出させてくれた。

この思いを忘れないようにとnoteに

書き綴りました。
















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