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波の音を聴く時間 ボクの日課

在宅勤務が始まって、ボクはボクの生活を手に入れた。


ボクの生活の一つが『ランニング』。

走り出す時間は決まってトワイライトゾーン。昼から夜に変わる時間。
地元の海をゆっくりと、息を整えながら、そして波の音を聴きながら約5キロをじっくりと走りこむ。

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空にはすでにボクの大好きな色が広がっていた。

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今日の海は穏やかで砂浜に打ち寄せる波もまるで寝息のような静けさ。
まるで今ここで生きているのはボクだけのような錯覚。

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そよぐような波。ボクの荒い息だけがここに響いている。

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リフレクションで有名なウユニ塩湖。
ボクは行ったことはないし、どこにあるのかも知らない。

でもここでもウユニ塩湖に負けないリフレクションを見ることができる。

今日みたいに風がなくて波が穏やかな凪のとき、それは姿を表す。

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波打ち際を5キロ走るのは退屈に感じる人もいるかもしれない。

波は日や時間によって強さや間隔が変わるし、場所によっても違いが出てくる。
ボクは波との対話を楽しみながら、その日一日で凝り固まった身体をほぐすように、ただ黙々と足を前に進める。

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5キロという距離はランニングしている人にとっては物足りないものかもしれない。(ボクも昔は毎日10キロ走ってた)

でもゆっくり走る5キロは時間の流れを感じるのにちょうどいい。

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あっという間に終わるランニング。
決してガチではない、まるでストレッチのようなランニング。
それがボクと身体の対話。

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今日の海は少しやさしくて、少し悲しそうだった。

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明日はどんな音を聴かせてくれるのか。
楽しみにしてボクは帰途につく。

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そんなボクの生活の一部。

ボクはボクの生活を手に入れることで、ボクが海の近くに住んでいたという事実も手に入れることができた。



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