運命は性格のなかにあるという言葉
運命は偶然よりも必然である。
【運命は性格の中にある】という言葉はけっして等閑(なおざり)に生まれたものではない。
芥川龍之介(明治~大正の小説家 1892~1927)
『侏儒の言葉』
「運命は偶然ではなく必然であり、その人の性格が決める」という意味らしいが、これほど的を得ている言葉はない。
その一方でモヤモヤする言葉でもある。
アメリカのコーネル大学の研究者は、成人で毎日 約35000回の決断を下していると言っている。
人は常に様々な選択をせまられているのだ。
その中でどれだけの人間が、自分で正しいと思える選択ができているのでしょうか?
もしかしたら、他人に都合の良いように操作されているだけかもしれない。
例えば詐欺師なんかがそうだ。
人の不安や恐怖心を煽り、タイムリミットを設けて相手の判断能力を奪う。
さらに親切心を装い、自分の都合の良い方へ誘導する。
ターゲットは詐欺師の掌で踊らされていることに気付かず、搾取される運命にある。
もしたった一回のこの出来事で、その人の運命の行き先が変わったとしたらどうだろう?
そして そんな詐欺師が、「運命とは性格のなかにある」なんて言っていたらどうでしょう?
私は間違いなく顔面パンチを喰らわしてやりますが、多分モヤモヤしながらも納得するでしょう。
なぜなら騙されやすい性格の人は一定数いるからです。
しかしこれって本当に性格だけの話なのでしょうか?
もしも騙されやすい人に様々な知識があったらどうでしょう?
これって回避できそうなことですよね?
なので私は自分の中のモヤモヤを無くす為にこのように考えました。
「運命は性格の中にある」しかし「知識の差が運命を変える」ということもあると。
おわり
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