ライカのレンズを新調しました

今年頭に購入したLeica M-Aに合うレンズを探していて辿り着いたレンズ。それが今回購入したSummicron 50mmの4th、現行。合わせた時の見た目もさることながら、個人的にこのレンズこそが今最もTHEライカレンズであろうと判断した。

もちろんアポズミとかノクチとか言いだせばキリがないし、そもそも35mmこそがライカだと言う人もいるから答えはないけど、このレンズが、発売した1994年から光学系を全く変えずに今なお(2023年4月現在)現行品として売られていることがその基本性能の高さを表していると思ったし、タイミング良く箱付き、ケース付きの新同品と出会うことが出来たので購入を決めた(別に要らないけどね^^;)。

ちなみに、購入に先駆けて3年半ほど使ってきた35mmのSummicron 6枚玉と、購入したばかりだったTele-Elmarit 90mm F2.8 初代とはさようなら。以前読んだライカ特集の雑誌内で俳優の村上淳さんが言ってたように、僕もライカには「いちボディにいちレンズ」が一番潔くて気持ち良いと思っていて、M3にもElmarの50mm F3.5しか付けていない。そう思うと、M4のブラッククロームとSummicron 35mmの6枚玉もベストマッチだったから持っていても良かったなと思うけど・・・こればかりは財テク的に厳しいものがあるから仕方がないし、何より35mmという画角を僕はどうしても使いこなせなかったのでこれで良かったんだなと思っている。ちなみにM-AがあればM3は要らなさそうなもんだけど、50mmを使おうとしてM3より使いやすいボディはないのでまだ手もとに置いておきたい。

それにしても、今回ライカのメインレンズを35mmから50mmにしたことで憑き物が落ちたような感覚がある。僕は、前回の記事でも書いたように「ライカとは出会いだ」と思っている節があって、最初に出会ったライカが前述のM4 Black ChromeとSummicron 35mm 6枚玉だったので、35mmが合わないとはわかっていながらも、この組み合わせに拘りを持って使ってきた。そのしがらみを壊してくれたのがM3(のファインダー)で、その現代版としてあらゆる画角のレンズが使えるM-Aの購入という流れがあって今回のSummicron 50mmに繋がったけど、小脇に抱えているだけで良い写真が撮れそうな気がするのは35mmではなかったもの。見た目的にもパッと見ではフィルムとわからないM10Pのようなスマートさもそれを感じさせてくれる気がする。

まずは36枚。どんな写真が撮れるか今から楽しみだ。

デジタルと何ら見た目の区別がつかないLeica M-A

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