サイバーセキュリティETFまとめ
<こんな人におすすめ>
・サイバーセキュリティ銘柄に投資したい人
・個別銘柄ではなく、ETFを探している人
・サイバーセキュリティETFの構成銘柄、評価をざっくり知りたい人
1.概要
・サイバーセキュリティ銘柄に投資するETFで投資可能なETFは4つあるかと思います(リクエスト中の2つ含む)。なお、IHAK、CIBRはマネックスに取り扱いをリクエストしているところです。
・設立1年以内の若いファンドが2銘柄(BUG、IHAK、オレンジ色セル)と、5年以上のトラックレコードがあってファンド規模も大きいファンドが2銘柄(CIBR、HACK、黄色セル)あります。
~追記:マネックス取扱いなしでした~
ご連絡いただきました「CIBR・IHAK」の当社におけるお取扱いにつきまして確認いたしましたが、恐れ入りますが、金融庁に届出がされていないETFのため、現状対応がかなわない状況でございますこと、ご了承くださいますようお願いいたします。
2.パフォーマンスでの比較
・年初来パフォーマンスを見ると、BUGが∔77%と最も高くなっています。
・相対的に低いHACKでも∔45%と、S&P 500(SPY∔16.3%)と比べ大きく上回る水準で、QQQと比べても過去3カ月では大きく上回る水準となります。
3.シャープレシオでの比較
・リターンが高くても、同時にリスクも高ければ、投資した場合の危険度は上がります。
・ETFによってはリスクを大きくとることによってリターンを大きくしている場合もあり、単純にリターンだけで比較すると危険な場合もあります。
・リスクを調整したリターンでETFを比較する際の指標の1つにシャープレシオがあります。数値が高い方が高評価になります。より詳細な説明は文末にリンクを貼っておくので、ご参照ください。
・過去3年間のシャープレシオではQQQの1.13が突出して良好でしたが、CIBR、HACKともS&P500(SPY)よりは良好でした。
4.構成国
4つのETFともアメリカが中心で、イスラエル・イギリス・日本は共通して含まれています。ちなみに日本企業はトレンドマイクロ社(証券CD:4704)でした。
5.構成銘柄
構成銘柄数はBUGの27銘柄が最小で、HACKは58銘柄と分散が効いている印象です。
構成銘柄Top10はこのような感じ。
Palo Alto Networks(PANW)のように4つのETFのTop10に共通して含まれる銘柄もありますが、Crowdstrike(ティッカーCRWD)やZscaler(ZS)などはBUG、IHAK、CIBRのみで、HACKのTop10に登場しません。HACKは少し毛色が違う印象です。
6.まとめ
ご自身がどのような要素を重要視するかによって投資したいETFは変わるかと思います。なお投資は自己責任でお願いします。
◆設立したばかりのETFでも気にならない
⇒足もとのモメンタム重視:BUG、IHAKのどちらか
⇒リターンの高い、BUG
◆トラックレコードは重視したい&サイバーセキュリティに投資したい
⇒設立後1年以上経過している銘柄:CIBR、HACKのどちらか
⇒シャープレシオが高い、CIBR
◆トラックレコード重視&サイバーセキュリティETFにこだわらない
⇒サイバーセキュリティETFよりもシャープレシオが高い、QQQ
参考
<なぜ今サイバーセキュリティか>
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN18C2C018122020000000
<ティッカー&社名の対応表>
<データ出典>
<シャープレシオ>
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/si/J0267.html
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