人を育てるということの意味

人材育成って言葉をよく聞きますが、本来の意味は、一企業の中で重要なポジションに納まる人間を作るというよりは、人間力や人徳があり、精神的に自立してる人間を作るってことなんです。
そうして育った人は、どこに行っても通用する人物になり、地域や社会に貢献できるようになりますます。

よく企業が「人を育てる」ことを前面に打ち出してるのを目にしますが、現実は利益追及に走っていることがほとんどです。
でもそれは、企業が悪だということではなくて、そもそも経済システムに無理があって、企業として生き残っていくために利益が優先されるのは、ある意味しょうがないことです。

でも、このまま続けて言っても社員は疲弊するばかりだし、効率は落ちるし、利益も下がっていくという悪循環が起きます。
さて、そこでどうするかです。

ここで重要なのは、できるだけ早いタイミングで手を打つことで、ゆっくり変えていくなんて時間の余裕はありません。
なぜなら、宇宙や地球というレベルで波動が変わったからです。
今までの仕組みが通用しなくなったからです。

小回りが効かないために、大きい組織ほど苦難が伴うと思いますが、現状維持して崩壊するよりは、早急に組織改革をしなくてはなりません。
それには目先の利益も大切ですが、まず人材育成です。
これからは人が育たなければ事業として成り立たないんです。
「この人から買いたい」「この人に相談したい」と言う人物が会社にいない限り、その会社は終わります。

これだけモノが溢れ、飽和状態となり、ネットで調べればどこで買うのが一番安いか瞬時にわかる時代なのですから、人としての魅力がなければ、AIやネットに勝てないのは誰でもわかることです。

この意味がわからない組織は淘汰されていきます。
目の前の利益しか考えないとしたら、悪循環のループから出れないし、業態を変えても組織変更しても結果は同じことです。

大きな節目を迎えている現代社会の中で、多くの企業が立ちいかなくなっています。
生き残れるのは、「今までお世話になったきたから、これからも取引を続けさせてもらいます」と言ってもらえる企業だけです。
その企業の財産を守るのは社員です。
その担当者の人間性が大きく影響するのは想像がつきますよね。

だから何においても人材育成が最も重要であるということを、しっかりと理解することが生き残る秘訣と言えるでしょう。

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