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日本の古い芸能界が崩壊する

長く芸能界や音楽業界と関わってきたので、ジャニーズや歌舞伎界の件で業界が大揺れに揺れているのは心苦しい面もあって、長く続いた古い仕組みがこうやって終わっていくんだという姿を見せられ、自分も過去にあったいろんなことを思い出しています。

二十代の頃は音楽事務所に所属していましたが、肺の手術をして2週間ほど入院し、ステージに穴を開けたことがあり、退院した翌日から仕事に来いと言われ、フラフラになりながらステージをこなしたことがあります。

おまけに穴を開けられてこっちは迷惑していると言われ、まだ若かったのでカチンときて「そんな言い方されるんだったら辞めます」と言い返したら、今使ってるマイクなどの機材、楽器、衣装など使用料として即金で40万円払えと言われたんです。

使用料がかかるなんて一度も言われたことないし、契約書を交わしているわけでもないので、え!?何言ってんの?って感じでしたが、当時はそんな金額を用意できるわけもなく、我慢して続けるしかなかったのです。

そこだけ切り取ると酷い事務所だなってことになりますが、身の回りの世話をしてもらったり、貴重な経験をたくさんさせてもらったので、今は感謝しかないのですが、やはり体質的には古い芸能界のやり方ではありました。
なのでジャニー喜多川さんを擁護する気持ちはありませんが、被害にあった人たちが、それでも感謝の気持ちがあるというのはとても理解できます。

気に入らないヤツとか言うこと聞かないヤツに対して圧力かけるとか、脅かして言うこと聞かせるというのは、現代では通用しないのは誰もが理解できると思うのですが、その世界にずっといてどっぷり使っている人たちは、それしか知らないので、それが常識になってるんですよね。

北野武さんが「日本の芸能界はタレントを奴隷扱いしてきた」とおっしゃってますが、それはそのとおりで驚くほど古いシステムが通用してきました。

「日本の芸能界はタレントを奴隷扱いしてきた」北野武の発言に反響続々…過去には “闇営業問題” で吉本興業を痛烈批判


日本のマネジメントシステムは、大昔の芸者の置屋から変わっていなくて、いわゆる派遣業としては成り立っているのですが、依頼を受けた際にどれくらいの報酬が支払われ、そのうちのいくらが本人に支払われているのかは知らされません。というか逆に知る必要はないとされています。

個人的な見解では「古い」というより「未熟」だったと捉えていますが、どちらにしても今の地球の波動には合わないので、崩壊して消えていくしかないのかなぁという印象です。

今後は芸能界だけでなく、政治や医療、宗教や教育界など全てのジャンルの闇が暴かれていくだろうし、まさに一掃されるという事態になるでしょう。
特にここ2〜3年は終わっていくものをたくさん目にすることになりますが、何度も言っているようにそれは自分とは関係ない外で起きていることですから、不安になる必要もないし、ドラマや映画を観ているような感覚で、傍観者としての立場でいればいいでしょう。


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