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我流でいい自己流でいい

マニュアルや取扱説明書どおりやらないと不安になるとしたら、頭が固くなってるかもしれません。それは一つのサンプルでしかないので、参考にはなるかもですが、鵜呑みにするようなものではないし、自分にしかできないやり方や使い方があっていいんですよ。

楽器もそう。
基本的な音の出しかたや弾き方はあるけれども、それを自分流にしてしまえば個性になります。例えばベースやアコギのスラップ奏法(弦を指で叩く奏法)は、本来の演奏方法とは異なりますが、それを否定してしまったら、あんなパーカッシブな演奏は生まれなかったのです。

こうあるべきとか、こうあらねばならないという考え方は、役に立つこともあるかもしれませんが、自由な発想を阻害してしまう危険があり、そこから新たな展開を生むことが難しくなります。

芸術は今までの概念を壊すところから生まれるものが多いです。
そして旧来の方法でやってきた人たちは、新しい考え方に馴染めないことが多く、取り残されていくこともあります。
古いものを守る素晴らしさもありますが、新しいものを否定する立場になってはならないのです。

今まさに時代は大きな変革期を迎えていて、各分野で旧来のやり方が終わろうとしていますが、こういう時期は特にマニュアル的な発想しかできないと、手詰まりになってしまいます。
要は自分で考え実行する能力を身につけないと、言われたとおりにやるだけとか、今までどおりでいいというような姿勢は危険なのです。

小さい子供は教えなくてもスマホの操作を覚え、自由に扱えるようになります。それは好奇心の塊であり、自分でやり方を学ぶので、吸収するのも早いし適応能力も身につくのです。

効率がいいことが素晴らしいことではないし、マニュアルどおりにできたら完璧ということではありません。
もちろんマニュアルの良さはあるし、マニュアルどおりやらなければならないこともあるかもしれませんが、特に個人で何か始める場合は、我流や自己流が個性や特徴になるので、あまり縛られずに柔軟な姿勢で視点を変えることも必要でしょう。

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